クリエイティビティを高める道しるべ『事例に学ぶ デザイナーのための生成AI活用入門』

急速に生成AI技術が進化・浸透していく中で、AIを最大限活用し、これまで以上に自分の創造性を高め活躍する方法を模索しているデザイナー、クリエイターは少なくないのではないでしょうか。

本書では、クリエイティブプロセスの効率化や創造性の拡張に有効な生成AIにはどんなものがあるのか、どのように活用すればよいのか、適切な活用のために何を知っておくべきことなどを1冊にまとめています。活用事例では、UI/UXやグラフィック、音楽制作、ゲームなど様々な分野の生成AIを紹介。また、コンテンツそのものの制作だけでなく、ユーザー調査や課題分析、検証などの工程も含めた、デザインワークの各フェーズでの活用を説明しています。

目次

事例に学ぶ デザイナーのための生成AI活用入門

事例に学ぶ デザイナーのための生成AI活用入門 (Compass Booksシリーズ)
カバー画像:Midjourney にて生成した画像をもとに調整
プロンプト:An abstract explosion of rainbow colors representing the imagination of creators
  • 定価(紙/電子):2,699円(税込)
  • B5変
  • ISBN:978-4-8399-8446-5
  • 発売日:2024年08月28日

著者プロフィール

目次

Introduction: AIとは何か?

AIの概念と歴史
AIの主要なカテゴリーと機能
生成AIの立ち位置

Chapter 1: 生成AIとは

Section1. 代表的な生成AIサービス
Section2. 生成AIの仕組み
Section3. 生成AIの長所
Section4. 生成AIの短所
Section5. 本章のまとめ

Chapter 2: 生成AIの活用事例

Section1. UIデザイナーの活用事例
Section2. UXデザイナーの活用事例
Section3. グラフィックデザイナーの活用事例
Section4. フォトグラファーの活用事例
Section5. 映像・動画制作の活用事例
Section6. ゲームクリエイターの活用事例
Section7. 音楽、音声分野の活用事例
Section8. 出版・執筆分野の活用事例

Chapter 3: 生成AIを用いたデザインプロセス

Section1. デザインプロセスとは
Section2. AI・生成AI を活用する新しいデザインプロセス
Section3. クリエイティブプロセスの具体的な活用方法
Section4. デザインの民主化と想像力の向上
Section5. 本章のまとめ

[コラム]商用利用可能な生成 AI として Adobe Firefly を開発するアドビの取り組み

Chapter 4: 生成AIのメリットとデメリット

Section1. 生成AI のメリット
Section2. 生成AI のデメリット
Section3. 本章のまとめ

Chapter 5: UXデザインやサービス活用における生成AI

Section1. UXにおける生成AI 活用事例
Section2. 生成AIを活用しUXを向上させるポイント
Section3. 一連のUXを生成AIでどのように設計するか
Section4. 本章のまとめ

Chapter 6: 生成AIと法律

Section1. 生成AIがもたらす社会的影響
Section2. 知的財産と生成AI
Section3. 生成AI の適正利用
Section4. 規制とガバナンス
Section5. 本章のまとめ

[コラム]生成AI 活用チェックリスト

Chapter 7: 生成AIの可能性と未来

Section1. 生成AIの応用領域と可能性
Section2. 技術進化の光と影
Section3. 社会へのインパクトと変容
Section4. 人とAIの共生社会の探求
Section5. 持続可能で豊かな未来に向けて

Chapter 8: AIと人間の共存

Section1. AIを人の役に立てるための原則
Section2. 教育と法制度の重要性
Section3. 社会全体での議論
Section4. おわりに

Appendix: リソースとツール

1. デザイン制作に活用できるAI、生成AI ツール
2. デザインに役立つAI 関連のリソース

編集担当者による本書のポイント、魅力

著者への依頼のきっかけ

生成AIツールや、AIを組み込んだツールの登場が加速した2023年前半、著者のお2人が所属されてるインクルーシブデザインスタジオCULUMUでは、ホワイトペーパー『ジェネレーティブAIが秘めるデザインパートナーとしての可能性とは』を刊行されています。当時のクリエイティブ分野の業界では、生成AIの普及による業界への影響の大きさへの不安・懸念は現在よりも大きかったように思います。そのような背景もある中で、影響を受ける当事者であるデザイナー/デザイン会社として、創造性を高めてポジティブに生成AIを活用していける道を積極的に模索されているCULUMUの知見を書籍化してほしいという思いから、本書のご執筆を川合さん・岡田さんにお願いしました。

本書の魅力

本書では、画像生成AI、テキスト生成AIだけでなく、UI/UX、グラフィックデザイン、音楽制作、ゲームなどデザインに関わる様々な分野の生成AIを紹介しています。また、ユーザーリサーチや要件定義などのフェーズで役立つツールや活用方法なども具体的に説明しています。「デザイン」といっても、そのプロセスにはコンテンツそのものの制作にとどまらない様々なタスクが含まれます。デザインプロセスの中のどのフェーズで、どういったツールが役立つのかがわかるのも本書の魅力です。

「生成AIといっても画像生成AIやChatGPTくらいしか知らないけど、本当にデザインに役立つの?」「どういうツールを使えばいいの?」「実際のところよくわからないし、不安」など、活用をためらっていたり不安を感じている方にとっての、生成AI活用の最初の道しるべやヒントになりましたら嬉しいです。

Chapter 3「生成AIを用いたデザインプロセス」を公開中!

 WebデザイナーはもちろんWeb制作に携わる皆さまにとって、デザインプロセスはWeb制作に関わる重要なテーマです。本書第3章では、生成AIがデザインプロセスにもたらす新たな可能性を理解し、AIを上手に活用する方法を学んでいただくことができます。

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