GoogleがAIデザインツール「Stitch」を刷新、自然言語でUI設計が可能に

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Google Labsで無償提供中のStitch。月350回の生成枠が用意されており、Googleアカウントがあればすぐに試せます

Googleは3月18日(米国時間)、Google Labsで展開するUIデザインツール「Stitch」のアップデートを発表しました。AIネイティブな「無限キャンバス」を中心に複数の新機能が追加され、設計の試行錯誤からプロトタイピング、開発連携までを一体で担う環境へと進化しています。

無限キャンバスは、テキスト・画像・コードを直接配置してAIに文脈として読み込ませる設計で、着想から試作段階までを同一の作業空間で扱えます。キャンバス全体を把握して推論する「デザインエージェント」と、複数アイデアを並行管理できる「エージェント・マネージャー」も追加されました。

設計ルールをMarkdown形式で管理・共有できる「DESIGN.md」、静的デザインを操作可能なプロトタイプへ変換する機能、音声による操作指示にも対応します。

Googleはこうした一連の機能群を通じた設計体験を「バイブデザイン(vibe design)」と呼んでおり、言葉やイメージを起点にUIを素早く立ち上げ、AIとの対話を通じて具体化していくアプローチを前面に打ち出しています。外部ツールとのMCP・SDK連携、AI StudioやAntigravityへのエクスポートにも対応します。

Editor’s Eye

現在、UIデザインツールの定番を担っているのがFigmaですが、StitchはAIを前提とした設計体験を軸に差別化を図っています。FigmaもAI機能の強化を続けており、両者の競争はデザインワークフローそのものの再定義につながる可能性があります。

文:小平淳一

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