株式会社ビットエーのお仕事

パーソルキャリア株式会社
https://doda-x.jp/
「精度」と「提案力」で挑む
ハイクラス転職サービスを支える
ビットエーの協業体制
施策手段:
UI/UX改善、機械学習を活用した
スカウト自動化システムの開発
実施期間:2024年10月〜
スタッフ:Mgr:鈴谷 祐紀/GM:粟田 順也
https://bita.jp/

パーソルキャリア株式会社 プロダクト企画統括部
doda X プロダクトマネジメント第1グループ マネージャー
清水 彩
ビットエーさんは、即戦力としても社内のコミュニケーションでも「なくてはならない存在」です

パーソルキャリア株式会社 データ・AIソリューション本部
データソリューション統括部テクニカルソリューション部 ゼネラルマネージャー
小林 孝
マルチベンダー環境の中、企画や開発などでビットエーさんの強みを発揮していただいています

株式会社ビットエー デジタルパートナー事業部
1グループ マネージャー
鈴谷 祐紀
プロダクト全体の価値向上に向けて、「できることは全部やる」というスタンスで取り組んでいます

株式会社ビットエー デジタルパートナー事業部
1グループ ゼネラルマネージャー
粟田 順也
必要に応じて仕様を再確認するなど、より価値の高いサービスになるように意識しました
課題・背景|
サービスの特性に向き合う ── ハイクラス層のUX戦略とは?
「doda X(デューダ・エックス)」は、パーソルキャリア株式会社が運営するハイクラス向け転職サービスとして、2022年にスタートしました。ビットエーとの連携が始まったのは、2018年から「doda」のデータ基盤整備を進める中で声がかかったのがきっかけです。
当初は、データ活用ができていない部分が多く残っていたこともあり、求職者向けのレコメンドツールの整備やDWH(データウェアハウス)の構築など、段階的に本格的なデータ基盤の整備が進められていきました。その過程でビットエーとの関係性が深まり、現在に至る信頼関係が築かれていったといいます。
ハイクラス層を主な対象とする「doda X」では、求人検索による応募に加えて、職務経歴書を登録することで、ヘッドハンターや企業から直接スカウトが届くのが大きな特長です。そのため、「いかに精度の高いスカウト体験を提供できるか」が、サービスの成果を左右する重要な要素となっています。
「『doda X』のサービス自体が、ユーザーにとって十分な価値を提供できているかという課題感がありました。また、近年は競合サービスの増加もあり、プロダクトとしてよりスピード感のある成長を追求していく必要がありました」(パーソルキャリア プロダクト企画統括部 清水彩さん)
「doda X」のUI/UX改善と並行して進められていたもうひとつの大きな取り組みが、「スカウト自動化」プロジェクトです。その背景には、これまでスカウトメールの送信が求人紹介担当者による手作業で行われており、大きな工数がかかっていたという現実がありました。
「機械学習を用いて、企業の求人と応募者とのマッチ度を計測し、適合度が高い順にスカウトメールを送信する仕組みが必要でした。私は前職でデータ基盤構築やレコメンドシステムに携わっていた経験もあり、このプロジェクトに関わることになりました」(パーソルキャリア データ・AIソリューション本部 小林孝さん)
戦略・実施|
UI/UX改善と機械学習の活用でスカウト業務を刷新
UI/UX改善プロジェクトでは、ビットエーの強みである「ユーザー理解」を軸にした開発・改善体制が力を発揮しました。
「たとえば改善前は、求人のレコメンドページに年収や勤務地などの情報がフラットに並んでいました。しかし、重視する要素は応募者ごとに異なり、特にハイクラス層ではその優先順位にグラデーションがあるはずです。そこで、VOC(顧客の声)やNPSのアンケート結果から優先項目を整理し、応募者が判断しやすくなるよう改善施策を提案しました」(ビットエー 鈴谷祐紀さん)
一方、スカウト自動化プロジェクトでは、doda側ですでに運用されていた機械学習とメール配信の仕組みを、「doda X」にも応用する形で開発が始まりました。
「求人と応募者のマッチ度の測定などで用いる機械学習モデルの選択や設計はdoda側で担当し、ビットエーでは主にAPIによる連携と実装を担いました。開発は2024年10月頃に開始し、2025年2月にいったんの区切りを迎えたものの、現在も継続的な改善が進められています」(ビットエー 粟田順也さん)
この開発においては、単に“仕様通り”に実装するのではなく、dodaと「doda X」で微妙に異なるビジネスゴールを踏まえたうえで、提案や実装が進められました。
「人手による作業が不要になることで、工数削減のインパクトは非常に大きいと感じています。また、機械学習によってより精度の高いスカウトが実現できたことで、最終的には応募数や決定率といったKPIにもよい影響がもたらされることを期待しています」(ビットエー 粟田さん)
成果・今後|
チームの信頼と連携で“外部”を超えたパートナーへ
ハイクラス人材に最適化されたUI/UX改善とスカウト自動化プロジェクト。その成果が定量的に見えてくるには、今しばらく時間を要します。しかし、いずれのプロジェクトにおいても印象的だったのは、「最初からビットエーに頼む前提だった」というほどの高い信頼と期待の声です。
「一部の作業だけをお願いするのではなく、プロジェクト全体の成果に責任を持って関わっていただいています。鈴谷さんからは、チームメンバーの稼働状況を見ながら『この人は今、少し余裕がありそうなので、こちらを任せてはどうか』といった提案もあり、まるで社員のような立ち位置で、組織全体のパフォーマンス最適化を意識して動いてくださっています」(パーソルキャリア 清水さん)
単なる外注先ではなく、組織に溶け込む“共創パートナー”として受け入れられたビットエー。相互の信頼関係の積み重ねが成果とスピードの基盤となり、今後も新たなプロジェクト推進におけるキープレイヤーとしての活躍が期待されています。
「Webディレクターとして『doda X』に携わり、週3日はパーソルキャリアさんのオフィスに出社して、UI/UX改善、ディレクション、公開後の効果測定まで一貫して担当しています。最近は後輩のメンバーも加わり、今後は提供できる領域をさらに広げていきたいです」(ビットエー 鈴谷さん)
株式会社ビットエー仕事のポイント
●データ活用とUI/UX改善の両輪で「doda X」の価値向上に貢献
●ディレクション領域ではビジネス視点を重視し、「チーム最適」を実現
Text:栗原亮(Arkhē) 企画協力:株式会社ビットエー
※本記事は株式会社ビットエーとのタイアップです。

