AWS初心者におすすめの「要点整理から攻略する『AWS認定 クラウドプラクティショナー』」発売
マイナビ出版は7月14日、やさしい文章で試験対策ができる書籍「要点整理から攻略する『AWS認定 クラウドプラクティショナー』」を発売した。本書はAmazon Web Servicesが主催する『AWS認定 クラウドプラクティショナー』向けの試験対策本。
書誌情報

- 定価(紙/電子):2,739円(税込)
- A5判、カラー(2色)
- ISBN:978-4-8399-8426-7
- 発売日:2025年07月14日
クラウド用語の基礎から解説
本書は、「AWS Certified Cloud Practitioner(AWS サーティファイド クラウドプラクティショナー/CLF-C02)」 試験の対策ができる書籍。
CLF-C02は、AWSが主催する認定試験の中では最も専門性の低いエントリーレベルにあたる試験。ITエンジニアに限らず、広くAWSに関わる人を対象にしており、クラウドおよびAWSクラウドに関する総合的な理解が問われる。これからAWSに関わる仕事をしたいと考えるエンジニアの卵や、仕事でAWSのことを知っておかなければいけなくなったエンジニア以外の方にぴったりの認定試験と言えるだろう。
ただし、試験の範囲は広いため、各種サービスがどのようなものかということを広く理解することが重要となる。
書籍では、試験のガイドラインを、理解しやすい粒度で項目に分けて解説している。図解を用いながら、なるべく平易な言葉を使って解説することで、AWSの初級者でもつまずきにくいように配慮されている。1 章~ 3 章でAWS クラウドの全体像をつかみ、4 章から10 章までで主要となるAWS サービスの機能や使いどころについて学習。11 章では支払いの仕組みや設定などを学び、12 章ではAWSのテクノロジーサポートを学ぶ構成になっている。
また、まったくAWSを使ったことがない方にはわかりにくい、AWS特有の考え方やサービスの概念、またAWS以前に知っておきたい「コンピューティング」や「ストレージ」「ネットワーク」などの基本的なIT用語についての解説もしている。
効率的な学習も可能
各項目の冒頭では、「ここは必ずマスター!」として重要度の高い内容が簡潔にまとめられており、試験前に時間が取りにくい方であっても、ここだけを読んで効率的に試験対策をすることが可能。
また、最後の13章では、実際に出題される問題と同じ設問形式(択一選択問題および複数選択問題)による、70問の練習問題が用意されている。練習問題を解きながら理解度を確認し、疑問があれば参照先として示されている解説ページを見て理解を深める、という使い方も可能である。練習問題を解きながら反復的に解説ページを読み進める方法は、記憶に残りやすく、解いた問題数によって進捗も把握しやすい。
AWSの基礎を、これからしっかりと身につけたいと考える方にも、ある程度理解はしているものの試験対策として網羅的に内容を押さえておきたい人にもおすすめの1冊。





本書目次
第1章 AWS試験概要と学習方法
第2章 Amazon Web Servicesって?
第3章 AWSを使うときの基本的な考え方
第4章 セキュリティサービス
第5章 コンピューティングサービス
第6章 ストレージサービス
第7章 ネットワークサービス
第8章 データベースサービス
第9章 移行サービス
第10章 その他のサービス
第11章 料金のかかり方と請求の管理
第12章 テクノロジーサポート
第13章 練習問題
著者・監修者プロフィール
中山透(著者)
NRIネットコム株式会社に入社後、アプリケーションエンジニアとして業務系基幹システム/Web アプリケーションの開発・運用に従事。 現在はシステムアーキテクトとして、AWS を活用した業務系基幹システム/Web アプリケーションのアーキテクチャ設計、オンプレミスからクラウドへのデータ移行、認証基盤の構築を担当している。 好きなAWS サービスは AWS Database Migration Service(DMS)と Amazon Cognito。
本書では1、2、5、6、9、13章を担当した。
手塚拓也(著者)
NRIネットコム株式会社に入社後、インフラエンジニアとして提案から要件定義、設計、構築、テスト、運用まで一連のインフラ業務を経験する。 これまでにオンプレミス、クラウドあわせて複数業種の50システム以上を構築し、現在はAWSを中心としたクラウド案件に従事している。
本書では3、4、7、12章を担当した。
五十嵐涼(著者)
NRIネットコム株式会社に入社後、インフラエンジニアとして提案から設計、構築、運用まで幅広い業務を経験。
情報通信、鉄道、福祉、スポーツ等の幅広い業種・業界でのプロジェクト経験を持つ。近年はクラウド移行や認証基盤更改、DDoS対策などのセキュリティ強化にも携わる。
複数のAWS認定資格を所有。好きなAWSサービスはAmazon CloudWatch。
本書では8、9、10、11章を担当した。
小林 恭平(監修者)
NRIネットコム株式会社入社後、アプリケーションエンジニアとして業務系基幹システムの開発・運用に従事。
のちに配置転換によりECサイト、証券システムなどのシステム基盤の設計・構築・運用業務に携わる。
オンプレミス、クラウド、モバイルアプリ、組み込みシステムなど幅広いプラットフォームでのアプリケーション開発やシステム基盤構築の経験あり。
IPAの情報処理技術者試験を全13区分(旧情報セキュリティスペシャリスト試験含む)を保持し、AWS認定も2021年に当時の全区分を取得。
2021〜2023にAWSのパートナー表彰プログラムにてTop EngineersおよびAll Certifications Engineersに選出されている。
本書においては全体の監修を担当した。
