WASABI SWITCHがAPI公開。EC連携を柔軟に拡張

2025年12月、ワサビは、同社が提供するリユース業界向けEC一元管理システム「WASABI SWITCH」でバージョンアップを行い、その一環としてWeb APIの公開を開始しました。WASABI SWITCHは複数のECモールへの一括出品や在庫管理、受注管理、買取管理をまとめて扱えるクラウドサービスで、多くのリユース事業者が業務効率化のために利用しています。

今回のAPI公開により、外部サービスやパートナー企業のシステムがWASABI SWITCHと直接データをやり取りできるようになりました。商品情報や在庫、取引データを自動で同期できるため、手作業による入力が減り、作業時間の短縮やヒューマンエラーの防止が期待されます。

さらに、各社のアプリや自社開発ツールとの統合も柔軟になり、事業者ごとのワークフローに合わせて機能を拡張しやすくなります。とくに、多数のマーケットプレイスや越境ECを扱う事業者にとっては、APIを活用してシステム連携を実装することで、運営負荷を抑えやすくなります。

「WASABI SWITCH」は3種のプランが提供されています。「LITE」プランは初期・固定費0円から利用が可能です。

Editor’s Eye

在庫データや取引データの鮮度はECの成果に直結するため、自動同期による効率化は大きな効果を生むはず。企業ごとの実際の運用差をどれほど吸収できるかに注目したいところです。

文:小平淳一

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