futureshopが分析ツールDF Analisisと連携。GA4と売上データを統合可視化

2025年12月4日、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供する株式会社フューチャーショップは、株式会社デザインファミリーが開発した分析ツール「DF Analisis for futureshop」とのシステム連携を開始しました。

今回の連携の最大のメリットは、多くのWeb担当者が苦戦している「Google Analytics 4(GA4)」のアクセスデータと、futureshop内の「売上・顧客データ」が自動で統合される点です。これにより、複雑な設定なしで、セッション数、客単価、転換率(CVR)といったECサイト運営の重要指標を、昨対比も含めて1つの画面で確認できます。

さらに、商品画像やデザイン、価格帯といった軸での分析も可能です。Looker Studioを用いたグラフィカルなレポート出力にも対応しており、制作会社にとっては、クライアントへの月次報告や改善提案の工数を大幅に削減できるツールとなります。

デザインの自由度が高く、国内のブランドECで広く採用されているSaaS型EC構築プラットフォーム「futureshop」。GA4と売上データが自動統合されることで、専門知識がなくてもサイトの健康状態が一目で把握できるようになります。

Editor’s Eye

GA4への移行以降、「データは確認できるが、どのように役立てればいいかがわからない」という現場の声が増えました。このツールは、ECに必要な指標だけを抽出してくれる点で「GA4難民」の救世主となり得ます。ただし、見やすいレポートはあくまでスタート地点。数字を見て満足せず、そこから「なぜ売れたか(売れなかったか)」という仮説を導き出す泥臭い分析力が重要になってくるでしょう。

文:小平淳一

  • URLをコピーしました!
目次