AIエージェントに「読まれる」Webへ。CloudflareがHTMLをMarkdownに変換する機能を発表

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Cloudflareの公式ブログでは、Markdownへの変換のための手順が解説されています

Cloudflareは2月12日、AIエージェントがWebページを取得する際に、HTMLをMarkdownへリアルタイムで変換して返す機能「Markdown for Agents」を発表しました。同社のPro・Business・EnterpriseプランおよびSSL for SaaSの顧客を対象に、ベータ版として無償提供されます。

ChatGPTやClaudeをはじめとするAIサービスは、回答を生成する際にWebページを参照することがあります。しかしHTMLにはナビゲーションやスクリプト、広告タグなど、本文とは無関係の情報が大量に含まれているため、AIがページの内容を正確に把握しにくいという問題がありました。Markdownはそうした余分な情報を持たない構造化されたテキスト形式であり、AIが内容を読み取るのに適しています。

本機能を有効にすると、AIエージェントからのアクセスに対してCloudflareが自動的にHTMLをMarkdownに変換して返します。Webサイト側のコード変更は不要で、Cloudflareのダッシュボードから設定するだけです。一般のブラウザからのアクセスには従来どおりHTMLが返るため、通常の閲覧者への影響もありません。

つまりWebサイト運営者にとってのメリットは、AIを経由して情報を探している人々に、自社コンテンツの内容をより正確に届けられるようになる点です。AIの回答精度が上がることで、自社サービスや製品について誤った情報が伝わるリスクを減らせるとも言えます。

Editor’s Eye

AIエージェントに「読まれる」ための最適化は、Webサイト運営者にとって重要なテーマになりつつあります。インフラレベルでこの仕組みが整い始めたことは、Web制作者も意識しておきたい変化です。

文:小平淳一

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