
[UX3-4]未経験者でもスラスラ書ける?! 効果抜群の執筆フォーマット
チームで書くための“型”を共有しておこう!
「いざ、書く」際に困るのが、「書き方」という人は少なくありません。ここまでで、編集者とライターがチームとなること、あらかじめ編集者とライターが記事構成を共有することなどを解説しましたが、書き慣れていない人ほど、ネタがあって、相談できる相手がいても、「どう書いていいのかわからない」が本音でしょう。
Goodpatchでは、ジャンルにあわせて執筆用のフレームワークを用意し、チーム内で共有しています。フレームワークがあると、書くための型が身につきますし、書き方を未経験者に伝えるツールにもなり、ナレッジが貯まる効果も期待できます。今回は、Goodpatchが実際に使うフレームワークをベースに、本誌読者用に調整を加えた執筆フォーマットを、タイプ別に2種類公開します。
(01)が、まとめ系の記事に対応したフォーマット。例えば、オススメの本やサイト、場所など、ある目的に基づく情報を項目と説明文の組み合わせで構成していくタイプに使えます。数々の情報を統一したフォーマットに揃えて並べるような感覚で、まずは利用してください。
構造は、最初に問題提起をし、次にテーマに据えた情報(メインコンテンツ)を並べます。情報の数は、5や10など区切りのいい数字でまとめると、数そのものがアクセントになります。紹介数が多いか少ないか、1つあたりの説明を長くするのか、短くできるのか。1ページあたりのボリューム(情報量)も念頭に置くと、掲載の数を考える手がかりになります。単調な流れにならないように、各情報には一定の所感をそえるのもいいでしょう。本題をまとめたら、最後に締めのブロックを用意すると完成です。
まとめ系のタイプは、他のジャンルよりもフォーマットに沿って書きやすいです。このタイプで数をこなし「公開記事を書くこと」に慣れましょう。型に慣れると、応用した使い方にも対応しやすくなります。型を通じて一定の品質を保った書き方を身につけていきましょう。
インタビュー記事のコツは、回答者の言葉遣い
次に用意したフォーマットは、インタビュー記事です(02)。さまざまなメディアの記事でも、よく目にするタイプの一つでしょう。(03)のフォーマットにあうように書き込んでみてください。要素が揃えば、インタビューコンテンツの完成です。
インタビュー記事の場合、質問者と回答者を明示しながら、会話の掛け合いを書く方法と、地の文と会話文があり、質問者(ライター)の視点で書く方法の2種類があります。必要に応じて使い分けるべきですが、慣れないうちは前者を採用して、質問者と回答者が交互に答えあうまとめ方が、より取り組みやすいでしょう。
ここでの特記事項は2つ。1つがインタビュイー(質問者)のボリュームです。多くが、回答者の声を聞きたくてインタビューが行われているので、回答者の答えがクリアになるような構成を心がけて、質問者の会話も調整してください。質問者が雄弁すぎる構成は不自然でしょう。ユーザー(読者)が何を望んでいるかを想像できれば、質問者の発言の内容は主に「質問」のはずで、短くコンパクトな文章量を心がけましょう。
もう1つは、回答者の言葉を尊重しすぎないということです。やってみるとわかりますが、インタビュー記事だからといって、話した内容を一言一句そのまま再現するわけではありません。回答者の特徴や言い方を尊重しながら、適宜編集しながら書くものです。回答者の言葉を活かしすぎて、何を言っているかわからない、伝わらない記事になるのは避けましょう。
声で聞くと気にならなかったけれど、書き起こすとまわりくどく、もったいぶった表現になることもあります。回答者の意図を損ねなければ、適宜言葉は変えながら、より回答者の真意が伝わる仕上がりを目指してください。