大規模CMSの実績多数、組織体制とメソッドが生む信頼

株式会社キノトロープ
https://www.kinotrope.co.jp
〒151-0065 東京都渋谷区大山町45-14
TEL 03-5478-8440 o_toiawase@kinotrope.co.jp
ワンチーム・ワンストップ体制と、独自のメソッドで築いた実績
キノトロープは1993年の設立から現在まで、特にシステム連携を伴う大規模なCMS導入案件を数多く手掛けてきました。こうした高度なプロジェクトに対応できる制作会社は、国内に多くありません。
同社の大きな特徴のひとつが、こうした大規模案件でも一貫して自社内で対応する「ワンチーム・ワンストップ」体制です。業界的には代理店や外部パートナーを含めたチーム体制が一般的である中、キノトロープではプロジェクトの最初から最後まで、すべて社内のメンバーが担います。そのため、社内に圧倒的に多くのナレッジが蓄積されるとともに、クライアントにとってはコミュニケーションの距離が近く、迅速な対応と安心感につながります。
もう一つ、明確な制作の「メソッド」があることも同社の特徴です。これは制作に関わる人なら誰もが頭の中に持つ“ワークフローの定石”を丁寧に明文化したものです。その原型は創業間もない頃、同社代表取締役社長 生田昌弘さんが、書籍制作の工程をもとにつくったものでした。
「経験を積んだ人だけが持っていたワークフローを誰にでもわかる形にしたことで、新人が速く学べるのはもちろん、大規模なプロジェクトにおいて、お客様側もフェーズごとの進捗や作業内容を明確に把握できるようになりました」(生田さん)
Webを閲覧するユーザーの97%がスマートフォンを使用するようになった現在、同社では新たに「スマートフォンファーストワークフロー」を策定しました。制作の初期段階からプロトタイプを構築し、コンテンツを入れ込んだ画面を見ながらUI設計を進める新しいメソッドです。デバイスや通信環境、そしてユーザーの行動が変化し続け、完成された正解が存在しない中では、実際に手元で見て確認することが何より確実です。30年以上の実績を重ねてなお、同社は現在も“新たな正解”を追求し続けています。
大規模CMS導入は、理解と共通認識の形成から始まる
キノトロープが手がける大規模CMS案件では、日本全国、あるいはグローバル規模の共通基盤構築を求められることが多くあります。その実現には技術力のみならず、クライアント企業内の合意形成が欠かせません。難しいのは、意思決定を行う経営層も、また実際にCMSを使用する現場組織も、その対象に含まれることです。
そこで重要なのが、制作に入る前の“説得”のプロセスです。生田さんはクライアント企業の国内外支社・事業所に自ら足を運び、定量的な数値をもって理解と共通認識を形成していきます。このように制作の前段階からクライアントと深く関わる姿勢は、同社が対等なパートナーとして信頼される理由の一つとなっています。
生田さんが今後注力したいと語るのが、より大規模で高度なCMSの導入と活用です。すでにこの分野で豊富な実績を誇る同社ですが、生田さんの視線は次のフェーズへ向けられています。そのビジョンは、CMSの役割をWebサイトだけにとどめず、SNSやマーケティングオートメーションなど、さまざまなチャネルと連携する“仕組み”として活用することです。CMSのデータベースを核に、より効果的にコンテンツを活用する未来を見据えています。
「現在、若い世代はすでにブラウザでWebサイトを開くという行動をしていません。彼らの情報の基盤はSNSやコミュニケーションアプリです。やがてその世代が社会の中心となる時、彼らにアプローチする方法を理解していなくては、Webビジネスは持続できないのです」(生田さん)
Web制作は、技術の進化よりむしろ人々のライフスタイルの変化にこそ大きく影響されると生田さんは語ります。人の行動が変わるとき、その変化に何を持って応えるべきか。数々の大規模案件にワンチーム・ワンストップで対応し、技術力だけでないノウハウを蓄積してきた同社だからこそ、出せる答えがあります。
「縦」と「横」の組織構造で実現する人材育成と円滑なプロジェクト進行
キノトロープは、制作組織を「縦」と「横」の2軸で動かしています。「縦」は、専門別に分けた部門による人事労務や人材育成・ノウハウ共有を担う、業務管理組織です。一方の「横」は、案件単位で各部門から人を集めたプロジェクト管理組織で、部門横断の柔軟な連携とコミュニケーションを実現します。この2軸体制が同社の強みであるワンチーム・ワンストップ体制を支えています。

直接のコミュニケーションが「幸せ」を生む理念に基づく受注スタイル
生田さんは同社設立以来「制作者の幸せを最大化する」を理念に経営してきました。生田さんの考える「制作者の幸せ」とは、クライアントと直接コミュニケーションを取りながら制作できる環境を維持することです。可能な限りクライアントから直接受注することを方針とし、それがクライアントにとっても有益であると考えています。生田さん自身、「決して合理的ではない」としながらも、今後もこの方針を変えることはないと言います。

Text:笠井美史乃 企画協力:株式会社キノトロープ
※本記事は株式会社キノトロープとのタイアップです。
