
Notion AI「カスタムスキル」で繰り返し作業を効率化!【知らなきゃ損するNotion AI実践テク】Vol.17

Web制作に携わる方の中には、日常的に「Notion」を活用している人も多いでしょう。本連載では、NotionのAI機能「Notion AI」を制作現場でより効果的に使いこなすための実践的な活用術を紹介していきます。
今回のテーマは、Notion AIの「カスタムスキル」です。Notion AIに繰り返し依頼するタスクがある場合は、カスタムスキルとして登録して、必要なときにコマンドとしてすぐに呼び出しましょう。
目次
AIによる繰り返しのタスクを仕組み化!
Notionを使っていると、Notion AIに同じようなタスクを何度も依頼することがあります。たとえば、「会議内容を箇条書きで整理して要約する」「SNS投稿向けに短く書き換える」「クライアント向けに提案文をリライトする」といった作業です。こうしたタスクは毎回プロンプトを入力して実行することもできますが、何度も繰り返し発生するのであればNotion AIの「カスタムスキル」を活用すると便利です。
カスタムスキルとは、Notion AIに依頼するタスク(指示内容)をあらかじめ定義しておくことで、必要なときにコマンドとしてすぐに呼び出せるようにするためのものです。Notion AIの「環境設定」から[Notion AI]を開き、[スキル]欄にある[+スキルを追加]をクリックすると、既存のページをスキルとして登録するか、新しいスキルページを作成するかを選べます。すでにNotion AIの指示内容をまとめたものがある場合は前者を、ない場合は後者を選んで指示内容を記載して登録しましょう。


するとサイドバーの[プライベート]欄にカスタムスキルとして登録され、その後はテキスト選択メニューから選んだり、Notion AIとのチャットで直接@メンションすることで、すぐにタスクを実行できるようになります。毎回プロンプトを入力する手間がなくなることで、作業の流れを止めずにNotion AIを活用でき、業務を大幅に効率化できます。

指示する内容を記載し、最後に[設定]を押します。

アウトプットの質を統一できるメリットも
また、カスタムスキルを活用するメリットは、単なる作業の省力化にとどまりません。チーム内でよく使うタスクをカスタムスキルとして標準化しておけば、個人ごとにAIの指示を作り込む必要がなくなります。また、統一した文章トーンやフォーマットを定義しておくことで、誰が使っても同じ品質のアウトプットを得ることができ、成果物のばらつきを抑えられます。さらに、カスタムスキルはページとして管理されるため、チーム内で内容を更新したり改善を加えたりしやすい点も特徴です。実際の運用に合わせて指示内容を調整していけば、使い続けるほど精度の高いスキルへと育てていくことができます。
Web制作の現場であれば、「クライアント向けにやわらかい表現で文章を整える」「デザインレビューを箇条書きで整理する」「SEOを意識して記事タイトルを複数提案する」「議事録からタスクのみ抽出する」など、日常的に繰り返すタスクがあるはずです。まずは1つでもスキルとして切り出し、運用に取り入れてみましょう。
あらかじめ定義した内容に沿ってAIがタスクを実行してくれます。
文:水川歩