Notion AI「プランモード」で思考を整理する【知らなきゃ損するNotion AI実践テク】Vol.18

Web制作に携わる方の中には、日常的に「Notion」を活用している人も多いでしょう。本連載では、NotionのAI機能「Notion AI」を制作現場でより効果的に使いこなすための実践的な活用術を紹介していきます。

今回のテーマは、Notion AIの「プランモード」です。Notion AIに指示を与えていきなりアウトプットを得るのではなく、まずはAIと一緒に思考を整理し、計画を立ててから処理を実行させましょう。

目次

いきなり作らず、まず設計する

 Notion AIに作業を依頼するとき、多くの場合はいきなり最終的なアウトプットを生成させているのではないでしょうか。指示を出せばすぐに結果が得られる一方で、目的や条件が十分に整理されていないまま実行すると、場合によってはユーザの意図と異なる内容になることがあります。特に、大幅なページのリライトやデータベースの一括更新のように影響範囲の大きい操作では、そのズレがそのまま結果に反映されてしまい、後から修正に手間がかかるケースも少なくありません。

プランモードは、Notion AIのチャット画面で[設定]ボタンをクリックし、[モード]を[デフォルト]から
[プラン]に切り替えるだけで利用できます。

 そこで活用したいのが、2026年5月に登場した「プランモード」です。Notion AIに指示を出すと通常はその場でアウトプットが生成されますが、「プランモード」をオンにした状態で指示を出すと、依頼内容をより明確にするための質問をステップごとに投げかけてくれます。

たとえば「Webサイトのリニューアル案を作成したい」と入力した場合には、「目的は何か」「対象サイトの種類は何か」「重視するポイントは何か」といった前提条件を整理するための質問が投げかけられます。そしてユーザが提示された選択肢に回答したり、必要に応じて補足を加えたりしながら内容を段階的に確定させていくと、それらを元にNotion AIがプランページを作成。最後にその内容を確認したうえで[承認と構築]を実行すると、実際の処理が開始されます。

言い換えれば、最終的な成果物を“いきなり作るAI”ではなく、“対話を通じて設計から一緒に組み立てていくAI”として活用するイメージです。

プランモードは何のために使う? 大きなメリット

 プランモードを活用する大きなメリットは、より意図に沿った精度の高いアウトプットを得られ、手戻りを減らせる点にあります。あらかじめ前提条件や目的を整理したうえで生成に進むため、意図とのズレが起きにくくなり、結果として修正の回数も減らすことができます。

また、Notion AIがユーザとの対話を通じて要件を段階的に明確化していくため、思考整理や要件定義の補助ツールとしても役立ちます。さらに、プランページは通常のNotionページとして扱われるため、あとから参照用として保存したり、チーム内で共有したりすることも可能です。

プランモードで「Web制作案件管理用のデータベースを作成してください」と入力すると、Notion AIが要件を整理するための
質問を段階的に提示し、内容を具体化していきます。

 Web制作の現場では、企画書作成やサイト構成設計、コンテンツ設計など、いきなり成果物を作るのではなく「設計」が重要になる場面が多くあります。プランモードはこうした工程と非常に相性が良いため、まずは小さなタスクから試してみるとよいでしょう。

プランページは通常のNotionページとして保存されるため、参照したり、チーム内で共有したりできます。

文:水川歩

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