【Z世代 編】統計データで見る「よいWebサイト」判断のポイントとは?

利用するタイプや目的によって、Webサイトに求める内容は変わってきます。ここでは、さまざまな統計調査データをもとに、「Z世代」「就活生」「オンラインショップユーザー」「シニアユーザー」がそれぞれWebサイトのどんな点を評価しているのかを考えてみたいと思います。

なお、本記事は一般に公開されている統計データを引用して構成しています。データの中には公開されているデータの一部を取り上げているものもありますので詳細は元データを確認してください。また、小数点以下の桁数表記は引用元に準拠しているため、異なる場合があります。

目次

Z世代が考える「よいWebサイト」のポイント

1990年代半ばから2010年代初頭に生まれたいわゆる「Z世代」は、それ以前の世代とは異なる、新しい行動様式を持っていると言われます。では、そんなZ世代がWebに求めるものとはなんでしょう。

Q.あなたは新しいブランドや商品をどこで知りますか?

デジタル技術に精通したZ世代は、情報収集の効率性やリアルタイム性、パーソナライズ性の高さからSNSを重視しています。今後のWeb制作は、そうした傾向を念頭に設計する必要があるでしょう。

【出典】Z世代のSNSによる消費行動に関する意識調査 SHIBUYA109 lab.(2022年)

Q.就寝前の布団の中でショート動画を見ますか?

大学生の4人に3人は就寝前の布団の中でショート動画を見るとの結果あり。しかも、同調査によると平均35分も見ているとのこと。こうした新常識に対応したサービスの開発も…アリ?

【出典】「布団スマホ」の実態調査。大学生の75%が就寝前の布団の中でShorts動画を視聴すると回答。現役大学生200人調査(2024年)

Q.社会課題の解決に貢献したいと答えた人の割合

「社会によいことをして満足感を得たい」と考える人が増加しているZ世代。ただ単に「安いだけ」では満足できないというわけです。

※1:一般に1980年代初頭から90年代中頃に生まれた世代のこと

【出典】「高くても社会貢献できるなら買う」エシカルを楽しむZ世代:日経クロストレンド(2022年)

Q.社会課題の解決に貢献したいと答えた人の割合

SNSリテラシーの高いZ世代は、自分が欲しい情報を能動的に取得しにいく傾向にあります。今後Webサイトにおいても、よりパーソナライズされた情報提供が求められていくかもしれません。

【出典】Z世代マーケティングでおさえるべき消費行動の特徴と成功事例(2023年)|テテマーチ株式会社

Q.自分が気に入ればブランドは気にしない?

価値観やライフスタイルにあう商品かどうかを判断するための、ブランドストーリーのような情報を提供することが大事になりそうです。

【出典】「Z世代の消費行動」のリアル・「学習院大学3・4年生」に対する調査(2020年)|MarkeZine

Q.他人がおすすめしていたものを積極的に購入すると答えた人の割合

Z世代の購買においては、ネット上で「他の人がおすすめしている」ことの重要度が高いという調査結果が出ています。中でも信頼する人からの情報を重視する傾向にあるといいます。

※2:一般に1960年代半ばから1980年代初頭に生まれた世代のこと

【出典】全国の15歳~56歳の男女993人に聞いた「Z世代とミレニアル世代」|ネオマーケティング(2021年)

文 : 小泉森弥 ※本記事は「Web Designing 2024年12月号」に掲載された内容を再構成して公開しています。

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