Claude Opus 4.5が公開。AIがWeb制作の実装を大幅支援

2025年11月24日、米Anthropic社は最新AIモデル「Claude Opus 4.5」を公開しました。ClaudeはChatGPTのような対話型AIで、文章作成に加えてコードの生成や読解にも強みを持ちます。新モデルでは、このプログラミング関連の性能が大幅に強化されています。

具体的には、大規模なコードをまとめて理解する能力、複数ファイルにまたがるバグを特定して修正案を提示する能力、仕様書や設計書を読み込んだうえで実装やテストまで支援する能力が向上しました。

また、長いドキュメントをそのまま読み込めるため、Web制作の現場では、要件整理やプロトタイプ作成、実装などの工程を一貫してサポートする使い方も可能。開発者は、APIや連携アプリを通じてVS Codeなどの開発環境からClaudeを利用でき、制作フローの省力化を実現しやすくなります。

現在、Claude Opus 4.5は、Proプラン(月額$20)以上の有料サブスクリプションが必要です。

Editor’s Eye

AIが制作工程の初期段階から関わる機会が確実に増えています。問題は、AIが生成したコードをどのように検証し、品質を担保するか。そのプロセスを用意することが今後の課題になるでしょう。

文:小平淳一

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