
無料で使えるBase44のテンプレート5選。アプリもWebサイトもAIでカスタマイズしスピーディに開発!

バイブコーディングでアプリやWebサイトの開発が行える、ノーコードのAIプラットフォーム「Base44」。つくりたいものを自然言語で伝えるだけで、数分で実際に動くものが生成されるのが一番の特徴です。専門知識のない人が開発できる一方で、高度なシステム開発にも活用でき、プロの現場でも使われています。
ただ、あまりにも自由度が高く幅広いものがつくれるため、自身でゼロからつくり込むのは大変ではないか、クレジットを多く消費してしまうのではないかという不安もあるかもしれません。
そうした方には、他のユーザーが開発・公開しているテンプレートの活用がオススメです。テンプレートをベースにしてバイブコーディングでアレンジを加えていくと、さらに速く簡単に、望み通りのアプリやWebサイトをつくれます。今回は、汎用性の高い5つのテンプレートをご紹介します。
目次
豊富なテンプレートを自分好みにアレンジ
「Base44」では、ゼロから自身で開発をする以外にも、他のユーザーが制作・公開しているアプリやWebサイトのテンプレートを利用できます。ダッシュボードの左側にあるメニューの「アプリテンプレート」で一覧が見られます。

たくさんあるので、「ダッシュボード&分析」「社内ツール」「ゲーム」といった用途別のソート、フリーワードの検索、「人気順」「新しい順」「古い順」での並び替え、「有料」「無料」などのフィルターで、ニーズに合うものを絞り込んでいきます。Base44は世界各国で使われており、海外ユーザーによる投稿が多いため、フリーワード検索については英語で行うのが良いでしょう。
人が仕事や生活の中で必要とする機能には共通点があるため、自分がほしいアプリやWebサイトのニーズを満たしたもの、あるいはニーズに近いものは、たいてい誰かが公開してくれています。テンプレートをそのまま使っても良いですが、Base44ではチャットで伝えるだけで簡単にカスタマイズできるので、デザインや機能をより望み通りにアレンジして使えるのがメリットです。
本記事では、無料でも利用できる汎用性の高いアプリ・Webサイト向けテンプレートを5つご紹介します。各テンプレートは、Base44にログインしないと見ることができません。無料から利用できるので、まだアカウントをお持ちでない方はぜひこの機会にアカウントを作成して試してみてください。
定番機能を備えた業務管理ツール「Task Management」

タスク管理やプロジェクト管理といった業務管理ツールは、アプリの中でも特にニーズの高いジャンルです。多くの既存サービスも存在しますが、「あとこの機能があればいいのに」と痒いところに手が届かなかったり、反対に高機能すぎて「もっとシンプルなものがいい」と感じたり、あるいは「有料版なのでコストがかかる」といった悩みがあったりするかもしれません。
Base44では、多くの業務管理ツールのテンプレートが公開されています。その中でも「Task Management」は、タスクや進捗、ワークフロー管理といった定番の機能を備えたテンプレートです。
ダッシュボード上でボードを作成し、その中にタスクを登録します。それぞれのタスクには、ステータス(進捗)、担当者、期限、優先度などを設定できます。

ボード内の並べ替えやソートはもちろん、分析ページで完了率や超過タスクを確認したり、期限をカレンダー表示にしたりといった切り替えができます。さらにSlackと連携して更新通知を受け取ったり、Google DriveやFigmaと連携させてファイルの添付や埋め込みをしたりすることも可能です。また、自動化メニューでは、ステータス変更通知やリマインダーなどを設定できます。
これだけでも必要十分な機能ではありますが、追加や変更をしたい箇所があれば、プロンプトを入力するだけで簡単にカスタマイズできます。テンプレートを使用・編集する際は、テンプレートのページで「テンプレートを使用」をクリックしましょう。

最初はチャットが英語になっているかもしれませんが、日本語対応しているので心配ありません。気にせず日本語でプロンプトを入力すれば、日本語で返してくれます。
「Task Management」のメニューなども英語だったので、ここではまず「アプリ内のメニューやテキストを日本語にして」とプロンプトを入れ日本語化しました。

さらにリマインダーがデフォルトでは24時間前だったものを、「期限の2日前にして」というプロンプトを入力し、少し余裕を持って通知されるように変更しました。

このように、チャットで要望を伝えるだけでテンプレートを簡単にアレンジしていくことができます。
AI文章添削アプリ「Scribora」で文章力を磨こう

文章を書くのが苦手、あるいは自分だけの見直しでは不安という方の課題解決になるテンプレートもあります。AIで文章添削をしてくれる「Scribora」です。
アプリ自体は英語ですが、設定メニューで選択すれば日本語で添削してくれます。ただ、デフォルトのまま使うと、50ワード以上でないとAI添削をしてもらえない点に注意が必要です。
日本語でも英語と同様の基準でワード数をカウントされるので、スペースや句読点などの区切りが1ワードとして扱われる仕様のようです。そのため、かなり多い文章量でないと添削の対象となりません。ここでは、日本語化とあわせて「日本語100文字以上で添削して」というプロンプトを追加してみました。

添削では、打ち間違えや誤変換などの文章校正はもちろん、年齢や目的に適した内容になっているか、良い点と悪い点、オンライン上の書籍を盗作していないかチェックなど、総合的な視点で評価されます。それらに加え、文章上達に役立ちそうな本のレコメンドもしてくれます。
試しに、ビジネス文書に慣れない新入社員という設定で書いた、つたないメール文書を添削してみました。最初に語彙力、独創性、感情、文体といった全体の評価が表示され、右下の「フィードバックを見る」ボタンをクリックすると詳細な評価が見られます。


文章添削後は、提示してくれる改善案をそのままコピーして使うのも良いですが、「再提出」というメニューではリライトしたものを改めて確認してもらうことができます。再提出を繰り返してブラッシュアップすることで、文章力を上げるトレーニングになるでしょう。そうして利用回数を重ねていくと、同じミスを繰り返しているところ、独自のライティングスタイルやパターン、文体が似ている著名作家との比較、成長を妨げている悪い習慣など複数のテキストから総合的な評価もしてくれます。
「Scribora」は日々の文章チェックに有用なのはもちろんのこと、まだビジネス文書に慣れない新入社員の教育や、文章力向上のためのセルフトレーニングとして活用できます。学習支援などの教育系サービスを企画する際などに、構築イメージを掴むのにも役立つでしょう。そうしたつくりたいアプリの参考としても、テンプレートを活用できます。
遊び心のある情報整理アプリ「TabFridge」

マグネットがつくことから、日頃冷蔵庫にメモを貼っている方も多いのではないでしょうか。「TabFridge」は、まさに冷蔵庫の扉にメモを貼るような感覚で、付箋やウィジェットなどを貼れる情報整理アプリです。このテンプレートを使えば、ブラウザの新規タブを冷蔵庫の扉に変えることができます。
貼り付けられるのはメモを書ける「Sticky Note」、リンクを表示する「Bookmark」、天気や時計、ToDoリストなど11種類の情報を表示できる「Widget」、URLを入力することで画像を表示できる「Photo」、手書きの図や絵を描いて貼れる「Drawing」の5種類です。冷蔵庫の扉の色やメモの色などは、デフォルトで変えられるようになっています。

このアプリでは、ウィジェット以外の要素はダブルクリックでデリートボタンが表示されるものの、ウィジェットは一度貼り付けると削除方法が見つかりませんでした。
そこで「ウィジェットを消せるよう、デリートボタンをつけて」とプロンプトを入力しました。その結果、マウスオーバーすると削除するためのバツ印が表示されるようになり、簡単に削除できました。このように、ちょっとしたアプリの使いにくさを瞬時に改善できます。

アプリ開発というと業務効率化ツールのようなビジネス用途が想起されがちかもしれませんが、Base44のテンプレートでは、このような遊び心にあふれたデザインで、個人の身近な利便性を高めるものも共有されています。
洗練されたポートフォリオサイト「Designer Portfolio」

Base44は、アプリ開発だけでなくWebサイト制作にも活用できます。実際にテンプレート一覧には、Webサイト向けのテンプレートも多数用意されています。
Webサイト構築の専門知識がなくてもつくれる点がメリットなのはもちろんのこと、自力でつくることはできるけれどもデザインは専門外という方にも有用でしょう。
特にクリエイターのポートフォリオサイトでは、Webサイトのデザインが作品の第一印象にも直結するため、デザインのクオリティにもこだわりたいところです。
「Designer Portfolio」は、ポートフォリオサイトの中でも人気のテンプレートです。ファーストビューでは、星空のように散りばめられたドットにプロジェクトのキービジュアルが割り当てられていて、ランダムに表示される演出が施されています。
また、プロジェクトの一覧は、任意のプロジェクトにマウスオーバーするとメニューが反転し、キービジュアルのサムネイルが表示される洗練されたUIとなっています。そして、タイポグラフィからもプロのデザイナーが手がけたような上質感が感じられます。

画像を中心に見せたい場合に、使い勝手の良いテンプレートでしょう。プロジェクトの他には「About」や「Contact」といった、多くのポートフォリオサイトで必要となるメニューが用意されています。
テンプレートの編集は、ダッシュボードで「編集」ボタンをクリックすることで行えます。任意の要素にマウスオーバーするとCSSの要素名が表示され、クリックすると修正するためのメニュー項目などが表示されます。色やサイズなど定番のメニューはここから設定できますが、「要素を編集」ボタンをクリックするとプロンプトで修正の指示を入れられます。
もちろんダッシュボード左側にあるチャットからも指示は出せますが、要素を選択した状態だとどこを修正したいのか指定する必要がないので、修正したい範囲に応じて使い分けると良いでしょう。ここでは、メインタイトルのH1要素を選択し、「タイトルを『Base44 Templates』にして」と入力してみました。

さらにBase44のあとに改行を指示し、文字サイズや文字カラーはクリックすると表示される設定メニューから変更します。

有料プランの場合は、コード編集も行えます。Webサイト制作に慣れている人は、ちょっとした修正はコードを直接編集するといった使い分けをすると、より作業効率が上がるでしょう。
プロダクトを引き立てるランディングページ「Product Landing Page」

広告の受け皿としてサービスや商品の魅力を効果的に伝えるLPは、広告出稿にあわせた迅速な制作や、効果検証結果を反映した素早い改善などが求められます。また、複数のパターンを制作してABテストを行うこともあるため、Webサイト制作に予算や時間をかけられないこともあるでしょう。
そうしたLPには、Base44のテンプレート活用がオススメです。「Product Landing Page」は、プロダクト紹介のLP用テンプレートです。スタイリッシュなデザインでプロダクトを引き立て、画面ごとに変化のあるレイアウトやパララックスによるスクロール時の変化など、動きのある演出で見る人を惹きつけます。アナリティクス機能も備わっているので、公開後の改善も行えます。

ダッシュボードでテンプレートを編集する際は、編集画面上部のドロップダウンリストから編集したいページを選択できます。ただし、「Pre-Order Now」をクリックして表示されるメールフォーム画面は一覧に表示されず、編集箇所を見つけられませんでした。
そこでチャットに「Pre-Order Nowをクリックして表示されるメールフォームを編集したい」と入力したところ、AIが変更したい内容を質問形式で確認してくれました。このように、編集箇所がわからない場合でもチャットで相談するだけで解決できるため、スムーズに作業を進められます。
もともとは名前とメールアドレスしか入力欄がなかったため、住所入力欄や希望の色を選択するドロップダウンリストを追加し、あわせて日本語化も行いました。

テンプレートを活用して制作リソースを抑えることで、コストを削減できるだけでなく、浮いた時間や労力をランディングページの改善施策に充てられます。質を担保しながら迅速かつ低コストに運用できるため、スタートアップのサービスやSaaSの紹介ページにも活用しやすいでしょう。
Base44のテンプレート活用でビジネスや生活の質を上げる
ここまでご紹介したように、Base44には多様な用途のアプリやWebサイトのテンプレートがあります。それらを活用することで、より簡単迅速に制作・公開が可能となります。また、プロのデザイナーによる洗練されたテンプレートも豊富なので、デザインやUIの質も担保できます。
そしてBase44のテンプレートを使う一番のメリットは、それらをバイブコーディングでアレンジしていける点です。機能の追加や余計な機能の整理、企業カラーにあわせたデザインへの変更、外部サービスとの連携など、幅広いアレンジが可能となっています。
アプリやWebサイトは、業務効率化や学習、商品紹介、売上向上などの目的を叶えるための手段です。Base44のテンプレートを活用すれば、その手段を得るハードルが大幅に下がります。きっと仕事や生活の質の向上、売上アップの一助となるでしょう。
※本記事で紹介している内容は、2026年8月末時点の情報です。今後、内容が変更される可能性があります。
文:平田順子
