動画施策10のヒント[7]撮影(後)で失敗しない方法●特集「動画マーケティング」

動画の編集では撮影した素材から必要なカットを抜き出して繋ぎ、音楽や字幕を入れるといった作業が行われるが、元の映像にないものを追加したり、あるものを消すといったことはできない。一度撮影が終われば、映っているものを変えることは基本的にできないのだ。仕上がりを見てからイメージが違ったということにならないよう、まずは準備の段階で完成イメージをしっかり共有しておこう。

事前準備の段階で、映像の設計図となるシナリオ・絵コンテを確認するだけでなく、完成イメージに似た雰囲気の映像・音楽などを参考にして、言葉で表現しにくい部分を具体的に共有することが重要だ。疑問や不安があれば、監督やスタッフに遠慮することなく、納得できるまでこの段階で調整しておこう。

良い素材を撮るためには、1回限りの撮影日に向けた万全の準備が重要だ。さらに、撮影当日には担当者が現場に立ち会い、現場を見ながら可能な限り希望に近い映像を撮影できるよう、協力することが望ましい。

 

絵コンテ

「絵コンテ」とは、表組み状のシートに画面構成やカメラワークを示したイラストと、尺(カットの長さ)やセリフなどを記入し、シナリオに沿って映像の流れを視覚的に追えるようにしたもの。だいたいのイメージを共有するための「イメージボード」が使われることもある(左絵コンテ制作:マシモ ユウ)

 

動画施策10のヒント_Contents

[1]動画のメリットと効果的な使い方

[2]動画の目的とその見せ方

[3]ムリのない企画立案方法

[4]ターゲットの定め方と動画の種類

[5]種類で異なる制作予算の考え方

[6]企画~納品までの時間

[7]撮影(後)で失敗しない方法

[8]動画の公開場所とその特徴

[9]効果測定の数字の見方

[10]感覚的な議論に流されない方法

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