
玉木宏からピース又吉、メーテルまで! 展覧会は音声ガイドで選ぶ?
この時期、各地で華やかな大規模展覧会が開催されている。その中で目を引くのが、著名人を起用した「音声ガイド」。利用したことがない人も多いかもしれないが、展示の解説にとどまらない、多彩なコンテンツが用意されている。たとえば、東京都現代美術館で開催中の「ピクサー展」では、映画「アーロと少年」の日本語吹き替え版で主人公アーロの母を演じる女優の安田成美が登場。展示作品の魅力や制作エピソードなどを心地よい声で語ってくれる。また、国立西洋美術館の「カラヴァッジョ展」では、絵の中に登場しそうな端正な顔立ちの俳優・北村一輝が担当。カラヴァッジョゆかりの地について北村が思いを語るボーナストラックが収録されている。そのほか、「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」展(~4月4日、国立新美術館)はピース又吉、「俺たちの国芳、わたしの国貞」展(3月19日~6月5日、Bunkamura ザ・ミュージアム)は中村七之助、「フェルメールとレンブラント」展(~3月31日、森アーツセンターギャラリー)は玉木宏、「ボッティチェリ」展(~4月3日、東京都美術館)は「銀河鉄道999」のメーテル(池田昌子)と「機動戦士ガンダム」のシャア(池田秀一)が、見どころなどを紹介する。これからは音声ガイドにも要注目だ。

●【スタジオ設立30周年記念 ピクサー展】会期:5月29日(日)まで
入場料:一般1,500円、高校・大学生1,000円、小・中学生500円
会場:東京都現代美術館(東京・清澄白河)

●【日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展】会期:6月12日(日)まで
入場料:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)