
企業のSNS戦略を支えるソーシャルディレクター #1
STEP 1:Facebookをより活用するための二段階に分けた運用戦略を策定

谷口 瑞稀
2015年、MindFreeに入社。学生時代からも日々SNSを使っていたことがきっかけで、MindFreeeではソーシャルメディアマーケティングチームに配属、「SNSを仕事に」する。現在は複数の大手クライアントのFacebook運用を中心に担当。日々の運用では、投稿文章のリライトや画像加工、そして投稿コンテンツの提案や戦略立案、コンサルティングまで手がける。「クライアントと二人三脚」がモットー。ちなみにプライベートではTwitterアカウントを6つ所持。本人曰く、「根っからのツイ廃です(笑)」とのこと。
マーケティングの場としても大きな注目を集めている「SNS」。ただし、成果を上げている企業はごく一部に限られている。SNSは、その特性やルールを理解し、的確な施策を打たなければ、狙った効果を得られないからだ。大手家電量販店のエディオンもまた、Facebookページの運用に課題を抱えていた会社の一つだ。

同社デジタルマーケティング部の東浦大介さんは、「ファンこそ多いものの、投稿への反響が少なく、“お客様との窓口”としての役割を果たせていなかった」と話す。
MindFreeで同社のFacebook運用の支援を担当することになったソーシャルディレクター・谷口瑞稀さんはまず、二段階の運用戦略を提案した。
「エディオンさんのページの課題は、Facebook特有のエッジランクが低いために、投稿をしても、ファンの10分の1ほどにしか届かない状態になっていたことです。そこでまず、PPA広告(Page Post AD)※を配信してリーチを拡大し、その状態の改善を狙いました」
その結果、リーチ率が下がっていたページを活性化させ、ユーザーに情報の届きやすい「土壌づくり」に成功すると、続く第二段階では、投稿を読んでくれるユーザーに対して、「エディオンに対する共感」を抱かせる施策を打つことにした。そのメインの施策が、投稿の「中身」に手を入れるというものだった。
※ PPA広告(Page Post AD)
投稿を宣伝するためのFacebook広告のこと

クリック数やコメント数などの合計数を示す「アクション数」の平均値は、施策前の3倍に。

企画協力:マインドフリー株式会社