【タイアップ】株式会社キノトロープのお仕事

株式会社キノトロープのお仕事

20万超の製品を探せる仕組みの構築にキノトロープの提案があうと思いました。
原 一夫
株式会社日本ピスコ 営業推進部 次長

キノトロープはすべて社内で対応してくれる体制があり、安心してお願いできました。
木舟 卓
株式会社日本ピスコ 営業推進部 営業業務課 係長

ヘビーなExcelシートを入力してくださったおかげで目標の実現が可能になりました。
濱田 優
株式会社キノトロープ 執行役員 プロジェクトマネージャー

独特な志向のブロックテンプレートですが、機能に込めたねらいが伝わってうれしいです。
高橋 輝
株式会社キノトロープ 執行役員 プロジェクトマネージャー

次のステップとして情報の一元管理化のメリットを明確にして進めていきたいです。
安念 佑馬
株式会社キノトロープ 開発・保守部 副部長

より見つけやすく、使いやすく、製品情報の幅広い活用へ、基盤をつくるリニューアル
株式会社日本ピスコ

施策手段:自社製品サイト
ローンチ:2021年 12月
スタッフ: PM:濱田 優/ PM:高橋 輝/開発・保守:安念 佑馬

■課題背景
20万点以上の製品情報を掲載するサイトで目当ての製品を探し出せるようにしたい

 株式会社日本ピスコは、空圧機器の開発・製造・販売を主な事業とし、産業機器をはじめ食品・医療・半導体・工作機械・自動車など幅広い分野で世界中に顧客を持つ企業です。しかし製品の幅広さは一方で管理・検索の難しさとなり、以前の同社Webサイトでは、訪問者が目的の商品にたどり着きにくい状況が生じていました。
「20万点以上ある製品から求めているものをお客様が探し出し、詳細を把握できる状態にすることがリニューアルの目的です。複数の会社に相談する中で、キノトロープさんの提案がもっともそれに適していると考え、依頼しました」(日本ピスコ 原一夫さん)

 キノトロープは、製品情報を会社の基盤として一元管理する仕組みを提案します。その第一歩は、コンサルティングでした。
「まず、サイトの“あるべき姿”をみんなで考えようとお伝えしました。やりたいこと、解決したいことを明確にするのです。そこから訪問者の行動をシナリオにし、行動図にまとめ、レイアウトの形にしていきました」(キノトロープ 濱田優さん)

 最大の難関はその先にありました。大量の製品情報を扱うためのデータベースの構築です。単純にExcelのフォーマットへ入力するだけでなく、プログラム開発と並行して、必要な項目やデータの粒度といったフォーマット自体のブラッシュアップを重ねる必要がありました。

 こうしたケースでは作業の重さから実現を断念する企業も少なくない中、日本ピスコは覚悟を決めて取り組みました。
「他社に頼める作業ではないので、自分たちでやるしかありません。これを避けてはリニューアルする意味がなくなるという思いがありました」(日本ピスコ 木舟卓さん)
リニューアルは原さん・木舟さんの営業推進部を中心に動いていましたが、データベース入力はそれではまかなえず、部門をまたいだ30人以上の社員の協力によって実現したのです。

■機能活用
情報の粒度がそろい、レイアウトが崩れない
内製をサポートする「ブロックテンプレート」

 新しいWebサイトでは、データベースの製品情報をCMSに引き込んでテンプレートに流し込み、表側からの見え方はCMS上で構築するという仕組みが採用されました。ここで用いられているのが「ブロックテンプレート」という機能です。
「HTMLを知らなくてもコンテンツを作成でき、さらに入力された情報を構造的に一元管理する仕組みです。サイト上で使われるパーツ類をあらかじめすべて定義し、どう並べても崩れないよう設計することで、入力されたデータを後から幅広く活用できます」(キノトロープ 濱田さん)
例えば製品ページの「説明」ブロックに入力した文章が、検索結果や閲覧履歴などにも表示されたり、特集ページに配置できたり、という格好です。「正直なところ理解するのに少し時間がかかりましたが、一度理解すればかなりいろいろなことができます。誰が作業しても情報の粒度がそろい、崩れる心配がないこともブロックテンプレートの利点だと実感しています」(日本ピスコ 木舟さん)

 リニューアル以降、製品情報だけでなく「HP使い方ガイド」やテーマ別の特集など、多数の新規ページが日本ピスコ社内で制作されています。

 

■成果今後
リニューアルはスタートライン
より良いサイトと情報管理基盤構築を目指す

 ローンチ後、直接的な売上への寄与は明確ではないものの、日本ピスコでは一定の手応えを感じていると言います。
「ログを見ると狙った部分への流入が増加しています。また、弊社のお客様満足度調査でもWebサイトが見やすくなった、探しやすくなったという意見を多くいただきました」(日本ピスコ 木舟さん)

 しかし、課題も残っています。その一つが製品データベースです。現在はExcelで管理しサーバにアップロードしてページに反映させる手順を踏んでいますが、複数部署からのデータ収集や多言語対応など、更新作業が負担になっています。これをPIM化(*)し、負荷分散と同時に、紙のカタログや外部ECサイトなどへの幅広い活用を将来的な目標としています。

 日本ピスコにとってはWebサイトに留まらず、全社的な製品情報管理基盤を構築する事業の第一歩でもありました。
「今回のリニューアルでは役員をトップとするプロジェクトが組まれ、社内全体で動ける体制を整え、多くの協力を得てやっと立ち上げることができました。しかし、これはゴールではなくあくまでスタートです。引き続きキノトロープさんとより良いサイトを目指したいと思います」(日本ピスコ 原さん)

*商品管理に加え、プロモーション情報等も含めた一元管理システム。

株式会社キノトロープ仕事のポイント
● 数万ページを超える大型案件で、顧客にあわせた最適解を提案
● 使いやすく合理的な運用ができる更新ツールを開発・提供

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企画協力:株式会社キノトロープ
本記事はWeb制作会社年鑑2023に掲載されています。

Text:笠井美史乃

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