【コラム】SNSと動画と、やっぱり趣味のこと

前号のコラムを読んで頂いた方々から多くの感想をもらいました。「ドラクエ好きなんですね!」「オンラインゲームやってるんですね」など、ありがたいお言葉ありがとうございます。

今回のテーマは「SNS」とのことですが、ローソンがSNS公式アカウントをスタートしたのは2010年のこと。「mixi」「Twitter」「Facebook」「LINE」と、新しいメディアが台頭するたびに「はやくっ! はやくっ!」と対応してきましたが、振り返るとプレイヤーも出そろい、成熟した市場になったものだなぁと、しみじみ感じています。そんななかで考えていたのが「最近のSNSのトレンドってなんだろう?」ということ。TwitterやLINEを眺めると、やはり「動画」なのかなと思い、今回は「SNS×動画」をテーマに据えようと思います。

ローソンでは、およそ20のSNSアカウントを活用して最新情報を投稿しているのですが、静止画に比べて動画の方がユーザーの反応が良く、リーチにいたってはなんと約3倍にもなります。そのため、TVCMやWeb限定動画など、良い素材があればなるべく配信するようにしています。

Web限定動画についてはC CHANNELさんに月4本制作してもらい、それをLINE、Twitter、Facebook、instagram、Google+で配信。ほぼ同時に配信することで、ユーザーの興味を惹き、リーチを伸ばすことが可能となりました。はじめは1分以上の凝った動画を撮っていたのですが、「パッと見でわかる!」「直観的なHOW TO動画」的な方が伸びるので、より「シンプル」につくるようになってきています。

先日、「からあげクンドラゴンクエストホイミ味」(現在は販売終了)が過去最高の初週販売数を記録した際も、7秒程度の動画を制作したところ、TwitterやFacebookでのシェア数が伸びました。静止画に比べてリッチに見えるので、ユーザーの目にとまりやすいことが、その理由だと思います。

インバウンドのために「Weibo」や「Wechat」で中国に向けた配信も行っていますが、そちらも動画に切り替えたところ反応は上々でした。動画だと言葉がなくても情報が世界に広がりやすいのだなと感じていて、今後は、クリエイティブを見直し“広まる動画”をつくっていきたいと思っています!

「からあげクンドラゴンクエストホイミ味」発売にあわせてSNSで配信した7秒の動画。おかげさまでかなり好評でした

 

ナビゲーター:白井明子
(株)ローソン デジタルプラットフォーム部マネジャー。デジタルプラットフォームを用いた施策の構築と企画を担当。「Web人大賞」、日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー準大賞」受賞。ACC賞インタラクティブ部門審査員、法政大学イノベーションマネジメント研究センター客員研究員。http://www.lawson.co.jp/
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