
iPhoneから「Notionエージェント」に作業を依頼する【知らなきゃ損するNotion AI実践テク】Vol.22

日常的に「Notion」を活用しているWeb制作者や、Webに携わる方々に向けて、実務に役立つNotion情報を提供している本連載。ここでは、NotionのAI機能「Notion AI」を制作現場でより効果的に使いこなすための実践的な活用術を紹介していきます。
今回のテーマは、iPhone向けアプリ「Notion Agents」です。外出先や移動中でもNotion AIに質問したり、Notionエージェントに作業を依頼したりしてみましょう。
目次
iPhone向けアプリ「Notion Agents」リリース。
Notion AIがいつでも使いやすくなる!
Notion AIには、「Notionエージェント」と呼ばれるAIエージェントが用意されています。これは、指示された作業をユーザの代わりに進めてくれるAIチームメイトのような存在です。たとえば、「Webサイトのリニューアルに向けて、過去の打ち合わせメモやタスク管理データベースをもとに、公開までの作業計画を作って」とお願いすると、Notion内のページやデータベース、接続済みアプリの情報を参照しながら処理を実行してくれます。情報の収集や整理、ページやデータベースの作成・編集など、複数のステップを伴うタスクをまとめて任せられる点がAIエージェントの大きなメリットです。
ただし、Notionエージェントの活用は、これまではデスクトップアプリやブラウザ版のNotionから行うのが中心でした。そのため、外出先で依頼したい作業があっても、その場では対応しにくく、結局はデスクに戻ってから指示することになりがちでした。
そうした使い方を変えてくれるのが、2026年7月8日に新たにリリースされたiPhone向けアプリ「Notion Agents」です。このアプリを使うとiPhoneから、AIエージェントにさまざまな仕事を依頼することが可能になります。

※プランの詳細はNotionサイトを参照
たとえば、外出先での打ち合わせ後に確認事項を思い出したら、「次回ミーティングで確認する項目としてまとめて」と指示できます。また、移動中に新しい案件の進行管理が必要だと気づいたときに、「この案件のタスクを管理するためのデータベースをつくって」と依頼すれば、担当者、期限、ステータスなどの項目を含むタスク管理用のデータベースを作成してもらうこともできます。これまで「デスクに戻ってから」だった作業開始のタイミングを前倒しできるのが、Notion Agentsの最大の魅力です。Web制作の現場でも上手に活用することで、さまざまな作業を効率化することができるでしょう。
Notion AIをポケットに入れて持ち歩こう
また、Notion Agentsではデスクトップアプリやブラウザ版と同じようにNotion AIを利用できるのもポイントです。ワークスペースに設定されたカスタムエージェントとのチャットや、AIとの会話からのページ作成・編集に対応しているほか、会話の開始時には使用するAIモデルも選択できます。画像やPDFの添付、音声入力、画像生成も行えるため、iPhoneだけでもNotion AIを使った作業を進めやすくなっています。



Notion Agentsの登場により、Notion AIはパソコンで作業するときだけ使うものではなくなりました。思いついたことや、その場で発生した確認事項をすぐにAIへ渡せるようになることで、Notionを情報の保管場所としてだけでなく、次の作業を動かす起点として使いやすくなります。まずは、移動中や打ち合わせ直後に発生する小さな作業から試してみると、iPhoneでNotion AIを使うメリットを実感しやすいでしょう。
文:水川歩