企画の武器になるITツールはこれだ！

2019年5月7日

1.Twitter

澤孟澄さん: （株）オープニングアクト代表取締役。自身の海外経験から、日本のアーティストを取り巻く環境に課題感を感じ、アーティスト支援プラットフォーム「SESSIION」を開始。アーティストの案件マネジメントやアーティスト同士が交流するリアル空間「SESSIION HOUSE」も運営している。https://sessiion.com/

Twitterは、他のSNSと比較すると気軽に投稿できる分、リアルな気持ちや、フォロワーとの距離感などがわかりやすいです。自社サービス「SESSIION」のユーザー動向をチェックし、潜在ニーズ（例えば、もっとファンの人と交流したいのか、または創作に集中したいのか）を分析し、機能実装やイベントを企画をするための参考にしています。

Twitter：https://twitter.com/

2.Pinterest

meycoさん: 最新テクノロジーを活用した保険サービスを提供する（株）justinCaseのUI Artist。ドイツ在住。前職では教育系アプリのメインUX/UIデザインを担当し、エンジニア系勉強会＆カンファレンス登壇経験多数あり。趣味はイラストとゲーム作成。ゲームジャムに参加するのが好き。https://justincase.jp/

Pinterest：https://www.pinterest.jp/

3.Googleアラート

阿部輝昭さん: ボイスメディアを提供する（株）Voicyにリスナーとして関わりはじめ、2019年2月に正式にジョイン。前職は広告代理店で、広告営業や運用などに従事した。現在はクライアント各社と連携し、「音声×テクノロジー」の領域で新規事業・企画の立案を行っている。https://corp.voicy.jp/

日々の業務に忙殺されて、なかなか情報収集できない人も多いと思います。Googleアラートは、登録したキーワードに関する最新情報を、まとめて定期的に送ってくれるサービスです。僕は、業界ニュースのキャッチアップのため、週1でメールが届くように設定しています。弊社の社内報は音声配信しており、自分が担当する企画もあるのですが、そこで紹介するネタは、Googleアラートで収集しています。

Google アラート：https://www.google.co.jp/alerts/

4.IFTTT

嶋田瑞生さん: （株）Bitkeyの事業開発担当。大学在学中より「教育×Gamification」で起業、国内外の大学講師も務める。その後、開発職としてERPパッケージベンダーへ入社し、新規アプリの企画、設計、開発などを経験。現在は子会社であるATOMicaの執行役員も兼任。https://bitkey.co.jp/

IFTTTを使ってTwitterとSlackを連携させ、「指定ワードの自動クロール＆ Slack通知」や、「特定アカウントのウォッチ＆ Slack通知」をさせていて、情報収集が非常に捗っています。自社のプレスリリース等への世の中の反応や、他社製品への反応、その他各種トレンドへの反応にリアルタイムで触れることができるので、企画立案からリリース後の反応調査まで活用でき、本当に重宝しています。

IFTTT：https://ifttt.com/

5.Notion

田本諒さん: （株）ROBOT PAYMENTにて、請求業務自動化サービス「請求管理ロボ」のPM兼システム責任者を担当。同サービスには、大学在学中より業務委託エンジニアとして開発に携わる。副業としては（株）cheeseを設立し、業界特化SaaSを展開中。https://www.robotpayment.co.jp/

メモ、タスク・プロジェクト管理、スプレッドシートといった機能を備えるワークスペースです。普段から、見たこと、聞いたこと、考えたことなどを何でも書いています。コメントして、すぐに共有でき、メンバーや上司にフィードバックを貰えます。その後、フィードバックを整理し、ToDoに落として企画を進めるようにしています。個人で思考を整理するのにも、チーム利用にも適した何でもござれのツールです。

Notion：https://www.notion.so/

6.Cacoo

安部智昭さん: 2017年創業の（株）ノマディズム代表。スポットコンサルサイト「LECCHER」や、ビジネス領域の質問サイト「SHAREBIZ」といったWebサービスを提供している。これまで500社以上の開発案件に携わってきた10年以上の実務経験者。https://nomad-ism.com/

サイトマップ、フローチャート、ワイヤーフレーム、ネットワーク構成図、データベース設計図といった、便利なテンプレートが、ひととおり揃っており、Webサイト設計の企画でよく使っています。インストールは不要となっており、オンライン上で使えるので、チーム内のメンバー同士でデータの確認や修正をする際にもメリットがあります。

Cacoo：https://cacoo.com/ja/

7.iPhoneの画面収録機能

山田大悟さん: （株）ミラティブのプロダクトマネージャとして、ゲーム実況アプリ「Mirrativ」の運営・機能開発全般を担当する。リクルートを経て（株）Donutsにて、ソーシャルゲームの開発、運用に従事した後、ゲーム事業部事業部長に就任。2018年9月より現職。https://www.mirrativ.co.jp/

参考になりそうなアプリやサービスを動画撮影して保存しています。単一画面ではなく、トランジション含めたUXを1ユーザーとして自分自身ならどう操作するか、そのまま記録できて便利です。保存した動画はそのまま社内にシェアできるので、言葉での説明を省けます。たくさんのアプリやサービスに触れて、良いと思ったところをつぶさに記録しておくことで、企画の質向上およびスピードアップに活かせます。

画面収録機能（iOS11～の標準機能）：https://support.apple.com/ja-jp/HT207935/

8.Workflowy

﨑村政海さん: （株）スタディストのマーケティング部に所属。MAツールベンダーでの新規営業、IoTアプリベンダーでのマーケティング職を経て、2019年より現職。画像・動画ベースの手順書をクラウド上で作成・管理する「Teachme Biz」のWebを中心としたプロモーションを担当している。https://studist.jp/

Workflowyは、思考の整理に便利なアウトライナーツールです。個人では、Webページやブログの構成、企画のアウトライン作成・ブレイクダウンなどで活用しています。チームでも、会議のホワイトボード代わりにして、アイデアをすぐにタスクに落とし込むようにしています。「アイデア・タスクの発散と収束」から、「実行可能な単位のタスクのブレイクダウン」まで、幅広く活用しています。

Workflowy：https://workflowy.com/

9.Slack

千葉美帆さん: 音声感情解析AI「Empath」の開発・販売を行う（株）Empathに2018年より在籍。営業を経て、現在は主に広報を担当しており、プロモーションや社内外施策の企画に携わっている。https://webempath.com/jpn/

チームの活性化ならびに新企画のアイデア出しに使っています。チームの活性化が、アイデアの出しやすさにつながっている側面もあり、業務だけでなく、業務外のコミュニケーションも図っています。例えば、週に1回ボードゲームや映画を楽しむための「theme-night」というチャンネルを設けるほか、オリジナルのスタンプを取り入れて冗談を言いあうなど、フラットな組織づくりに一役買っています。

Slack：https://slack.com/

10.Microsoft PowerPoint

米川雅人さん: AI／機械学習関連のプロジェクトを引き受ける（株）GAUSSに在籍。現在はAIプラットフォーム部において、主に社内サービスの企画・構築・保守・運用を行っている。最近は、社内のOracle CloudでKubernetes環境を構築し、GPUを使用するサービスの設計・構築を担当。https://gauss-ai.jp/

主に、企画・設計の段階での図表作成に使います。簡単なブロック図のようなものを描き、レビューを受けて、システムの全体像を社内で共有します。作成した図表は、PNGなどのファイル形式でも出力できるので、別のドキュメントに貼り付けるなど、再利用も容易です。操作に慣れており、手早く使用できるので、大変使い勝手がいいです。

Microsoft PowerPoint：https://products.office.com/ja-jp/powerpoint/

11.Repro

市村祐介さん: 総合英語学習アプリ「POLYGLOTS」を提供する（株）ポリグロッツのCMO。教育事業を手がける（株）アルクとの業務提携を実現したほか、2019年1月～3月には、3カ月連続で売上高最高記録を更新し、昨対比200％超えを達成した実績を持つ。https://www.polyglots.net/

アウトプットした企画を解析し、新たな企画の参考にするために利用しているのが、分析ツール「Repro」です。ユーザーの離脱箇所を確認できる「ファネル分析」は重宝しており、ボトルネックを早期発見して、解決策を素早く策定・実施するようにしています。外出先でもスマホから起動できるので、新しい企画を考えては、テストマーケティングを実施し、トライアンドエラーを繰り返して精度を向上させています。

Repro：https://repro.io/

12.iPad Pro

伊藤景司さん: スマホで撮影した子どもの写真を、実家のテレビで見られるIoTサービス「まごチャンネル」を提供する（株）チカクの事業開発責任者。前職ソニーでは、新規事業立ち上げ・海外マーケティング・商品企画・営業に従事した。米国ミシガン大学にてMBA取得。 https://www.chikaku.co.jp/

Apple Pencilを使った手書き入力をよく使っています。紙のノートでは、どこに何を書いたか失念することもありますが、デジタルであれば、すぐに探し当てることができ、かつ即座にチームメンバーに共有できます。画面分割して資料を見ながらメモする使い方もオススメです。出先での打ち合わせでは、MacBookと連携し、デュアルディスプレイの広いスペースで企画を見せながら説明することもあります。