村上隆にとって日本はアウェイ? 全長100メートルもの超巨大絵画を日本初公開

最も高い国際的評価を得ている現代美術家のひとりでありながら、本展が国内では14年ぶりの個展となる村上隆。今回、日本で初公開となる「五百羅漢図」は、おそらく世界の絵画史上最大級の作品となる全長100メートル(!)にもおよぶ超大作。そのほか、村上が10年に近い歳月をかけていまなお制作に取り組んでいる「宇宙の産声」や「欲望の炎ー金」などの大型彫刻作品、代表的シリーズの最新作の数々など、“展示作品のすべてが日本初公開”というから驚きだ。なお2016年には、TVアニメシリーズ「6HP(Six Hearts Princess)」の公開や、村上自身が蒐集した美術品を初披露する「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」展(2016年1月30日~4月3日、横浜美術館)など、本展以外にも村上隆の活動が次々と展開される。“世界のムラカミ”の圧倒的な芸術世界に注目が集まる。

●会期:10月31日(土)~2016年3月6日(日)/時間:10:00~22:00(火~17:00)/入場料:一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、子ども(4歳~中学生)600円/会場:森美術館(東京・六本木)

http://www.mori.art.museum/

(上)《五百羅漢図》 2012年 302×10,000cm 個人蔵 展示風景「Murakami – Ego」アル・リワーク展示ホール、ドーハ 撮影:GION ©2012 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co.,Ltd. All Rights Reserved. (下)村上隆 撮影:Okazumi Chika
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