Web戦略のプロが教える問題解決法100

第1部 成果をあげたデジタル施策の 問題[発見][分析][解決]術

業績向上、業務改善‥‥その必要性は十分感じているものの、どうもうまくいかない。他部署の連携をはじめ、プロジェクトがうまく進まない。その理由には時間や予算、体制などのリソースや業界動向なども影響していますが、そもそも今、課題として掲げているポイントは、本当の課題なのでしょうか?

課題の設定が間違っていれば、望まれる改善は期待できません。本特集では、「解決すべき課題」へのたどり着き方やデジタルツールを利用した「気付き」発見法などを、実際に手がけた仕事をもとにWeb制作・企画のプロたちが実践している「今日から使える」問題発見・分析・解決法を紹介します。

 

第2部 「数字」が教える本当の課題

解析ツールを使ってデータを取得するのが大事であることは、言うまでもありません。重要なのは、ツールで取得したデータをもとに「本当の課題」を発見し、解決していくことです。データは、言うなれば単なる数字の集まり。「数字の見方」を理解しなければ、せっかくのデータも解決には結びつきません。そこで第2部では、データの重要性から数字の捉え方、各ツールの使いどころなど、「数字」が明らかにする本当の課題について考えてみたいと思います。

 

まずは知っておきたい“問題”と“課題”の違い

第一部では、左の7つの事例から現場で問題に立ち向かった企業とクリエイティブエージェンシーが辿った解決のプロセスをひも解いていく。具体的方法を見ていく前に、前提として確認しておかなければいけないことがある。それは、“問題”と“課題”の違いだ。

本特集でいう「問題(problem)」とは、ビジネスを行う上で、大小限らず日々発生するものをいう。無数に発生する問題に対して、私たちが持つリソースは有限であり、すべてを解決することは不可能である。一方、「課題(issue)」とは、問題の中で目標達成に対する大きなインパクトを持ち、かつ解決可能なものを指す。

すなわち真の問題解決とは、「問題」の中から「課題」を見つけ、それを解くこと、ということになる。逆に、問題発見・問題解決は、その問題が課題でない限り行う必要はほとんどないといえる。

 
 
 
Case Study #01

Yahoo!映画│Kaizen Platform

Case Study #02

SPACE DESIGN COLLEGE│DONGURI

Case Study #03

博報堂│博報堂アイ・スタジオ

Case Study #04

カトウファーム│LIG

Case Study #05

森工芸社│パイプライン

Case Study #06

VITALISM│ベースメントファクトリープロダクション

Case Study #07

takram│ベネッセコーポレーション

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