自分に足りないスキルを自分のペースで学べる環境

鳥取への移住を決意!Webを使って貢献したい

20代後半を迎えた杉中氏は、「自分で企画したオリジナルの活動をやりたい」「一度試しに田舎暮らしがしたい」といった思いや興味を持ちながら、日々を送っていた。

「妻の実家が鳥取県倉吉市で、“縁ができたこの場所で、何か新たなチャレンジがしたい”と漠然と思っていた時、“地域おこし協力隊員”という総務省の制度を知ったんです。倉吉市でも募集しているのを知って、“よし、行こう!”と思い立ちました」

大阪時代の前職ではアウトドアメーカーに在籍。広報部ではDTPを手がけることがあり、イラストづくりの経験も持っていた。

「でも、紙制作はコストがかさみます。コストを抑えた表現手段で倉吉のアピールに貢献したいと考え、Webデザインと技術の両面を磨く決意を固めました。デジタルハリウッドなら、オンライン学習ができるので、自分のペースで受講できますし」

2017年、いよいよ勉強しながら地域おこし活動を両立する日々がスタートした。

杉中惇平 Jumpe Suginaka

大阪府堺市出身。2016年10月、鳥取県倉吉市へ移住し、総務省の支援による地域協力活動「地域おこし協力隊員」となり、市民まきこみ型まちおこし活動「クラヨシキャンプ」を企画・運営する。2018年7月には、倉吉市内でタピオカ飲料販売店「ペトリス」をオープン。

 

 

住環境に左右されず、勉強に専念できるのが嬉しい

「もし通学だと倉吉市からは車で約1時間。距離がハンディにならない仕組みがありがたいです。僕は6カ月のWebデザイナー専攻と2カ月のWordPress講座を受講しました。今はCMSを使ってサイト構築の効率を高めながら、倉吉の盛り上げ企画づくりに時間を割き、奔走する日々です」

杉中氏は、地元の商店街など地域密着型の「クラヨシキャンプ」と名づけた活動とともに、デザインを中心に据えた個人事業「ペトリス」も運営中。両者とも活動の根っこには「倉吉市への貢献」が息づいている。

「普段僕は通わない分、クラスの発表会で学校へ行くとSTUDIO米子のスタッフがとても気遣ってくれます。自宅から離れている人でも、安心して受講できますよ」

今秋から3カ月、新たにネット動画マーケティング講座も受講中だ。

「独力だけでは限界がある足りない要素をデジハリで強化したい。今後もさまざまなスキルを磨いて、社会に還元したいですね」

ユニークな倉吉弁を紹介するコンテンツ「クラヨシベン」。WebサイトやInstagramで展開するほか、地元店舗のリクエストで9店舗にパネルも設置されている

https://kurayoshicamp.com/

自身のデザインや制作物のショールーム的役割を兼ねたタピオカ飲料販売店「ペトリス」を倉吉市内に夫婦で運営中
オリジナルキャラクター「なしっこ りぃちゃん」は、LINEスタンプなどを展開中

デジタルハリウッドSTUDIO米子

住所:鳥取県米子市角盤町1丁目55-2 中海テレビ放送センタービル2F

企画協力:デジタルハリウッド株式会社

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