
動画施策10のヒント[3]ムリのない企画立案方法●特集「動画マーケティング」
どんなに企画を練り上げても、上司やクライアントに承認されなくては話が始まらない。特に動画を用いた施策の前例がない場合は、説得に足りる根拠のある数字を出すことができない。大きな予算を必要とするプロジェクトなら、なおさらハードルが高いだろう。
そこで、まずは小さなところから実績を積んでいこう。あるキーワードからの検索流入を増やす、特定のページにおけるコンバージョンを上げるといった、日頃から取り組んでいる小さな課題を対象にするのだ。ページ内容の改善やリスティング広告といった従来の施策と比較して、動画を用いることでより大きな成果が得られれば、動画は効果があるという実績になり、その効果を数字で説明する根拠も蓄積される。
課題が具体的であれば、前例に拠らずとも同じ目的で動画を活用している他社の事例を参考に施策を説明でき、動画使用前を目標数値とすれば成果も見えやすくなる。まずは小さくともスタートすることが肝心だ。その中で中長期的に動画への理解を促進し、大きなプロジェクトへと繋げていこう。