[UX3-3]検索ユーザーを満足させるSXOライティングを実践!

検索上位になるより検索後のコンテンツに満足してほしい

SEO(Search Engine Optimisation)は、みなさんがよく耳にする言葉でしょう。SEOライティングは、その名の通り、検索最適化を目的にした書き方のことです。ただし、広告ではなく自然検索で上位表示されるようなコンテンツを意識するあまり、キーワードを出すことを優先した、キーワードありきのような記事になりがちです。独自性を発揮しづらく、ユーザーにとっては面白みに欠ける内容です。つくり手の気持ちも乗ってこないですし、型どおりの記事が、運営全体の信頼を損ねるかもしれません。

SEOを巡る事情がある中で、ここ数年来、SEOとともに使われるようになった言葉が「SXO」です。SEOの親戚のような、仲間のような略称ですが、意味するところはSEOをさらに深めたような範囲を指します。いかに検索でたどり着いたユーザーの意図を捉えたコンテンツを作成し、「検索体験(Search Experience)」を満足できるものにするかどうか、を指します。

具体的にユーザーの立場から考えてみると、例えば、「チームワーク」という言葉を検索したとします。表示結果には、主にチームワークという言葉が用いられている記事が出てきやすいわけですが、検索者が単純に言葉の意味を調べたかったのか? チームワークを通じた仕事の進め方、チームワークならではの利点など、踏み込んだコンテンツを求めているのか? もし後者のような、検索を通じて踏み込んだ内容を求めているユーザーには、前者のような内容にとどまるコンテンツでは物足りないでしょう。

ですが、検索者の満足度が低かったとしても、検索して上位に表示されれば、SEOの観点だと喜ばしい結果(コンテンツ)だと言えてしまいます。しかし、SXOの場合は違います。検索者が満足できるところまでを考えて、ニーズに応えるためのコンテンツを提供するところまでを指すのです。

SXOを意識すると目標の立て方が洗練される

SXOライティングは、Goodpatchのオウンドメディア運営、コンテンツづくりの際にも意識されています。SXOを意識することで、自然とSEOの対策にもつながるからです。

このスタンスは、P068に出てくる「目標から逆算した記事づくり」に相通じます。掲げる目標をどうするかを考える際にSXOを意識できると、単純にキーワード検索1位という掲げ方をせず、もっと中身が熟した目標を設定できるようになります。検索1位で離脱率の高くなりがちな、今ひとつユーザーの満足に応えているかどうかがはっきりしないコンテンツよりも、検索3位でユーザー満足度の高い記事を提供できる方が、中長期的な運営を考慮すれば妥当です。

ちなみにSXOでは、対象コンテンツがコンバージョン(購入、資料請求etc.)を誘導するためであれば、コンバージョンの追求までを考えます。コンテンツが充実していれば、結果としてコンバージョンも得られやすくなるでしょうが、意識もしておきましょう(01)。他にも、サイトの表示速度やセキュリティなど、全般的な検索行為に関する対応が含まれる点も忘れないでください。

SXOでは「共起語」を意識するアプローチもあります。共起語とは、キーワードを使った文章に出てきやすい言葉を指します。このあたりはライター側よりも編集者側がより意識しておいた方がいいでしょう。ライター側に意識を向けさせることで、書き進める内容に伸びやかさを欠いては本末転倒です。

編集者が記事を確認する場合に、キーワードに関連する話題に不足を感じたり、公開後の解析結果や検索状況を踏まえたリライトが生じる際に、見直しの選択肢として共起語も考えるようにしておくといいでしょう。

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