Wix傘下のBase44、自社AIモデル「Base 1」を公開。AIアプリ開発を高速化

Web Designing Web記者が、Webに携わる人向けにニュースをピックアップ。話題の本質を整理し、実務に役立つポイントをコンパクトにまとめました。

Base44は自然言語だけでWebアプリを開発できるAIプラットフォーム。無料プランも用意されており、主要機能を試せます

AIを使って業務アプリやWebサービスをつくれる開発プラットフォーム「Base44」が、自社開発の大規模言語モデル(LLM)「Base 1」の提供を開始しました。Base44は2025年にWix傘下となったサービスで、プログラムを書かずに自然言語でアプリを開発できる「バイブコーディング」ツールとして注目されています。 

Base 1は、Base44で実際に行われた数千万件のアプリ開発データをもとに学習した、アプリ開発に特化したAIモデルです。すでに本番環境で稼働しており、利用者は対応モデルとして選択できます。従来利用していた汎用LLMと比べても競争力のある性能を実現しているとしています。 

Wixは、自社モデルを持つことで推論コストや処理速度を最適化できるほか、Base44独自の利用データを継続的に学習へ反映できる点をメリットとして挙げています。今後は汎用AIでは難しい、アプリ開発に特化した精度向上も進めていく方針です。

Editor’s Eye

AIでWebサイトやアプリをつくるサービスは急速に増えていますが、その多くはOpenAIやAnthropicなどの汎用LLMを利用しています。Base44は、自社でAIモデルを開発することで、アプリ開発に特化した性能や処理速度、コストの最適化を目指しています。AI開発ツールが「どのLLMを使うか」だけでなく、「自社専用のLLMを持つか」が競争力になり始めたことを示すニュースといえそうです。

文:小平淳一

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