相手に毅然と対応するためのケーススタディ3選

クールに対処できる秘訣は? 日頃から備えの意識を持つ!

ここから取り上げる3つのケースに共通することは、堂々と対応してほしい、ということです。相手から訴えられる場合、逆に相手を訴えなければならない場合、双方ともなるべく回避したいですが、どれほど備えていても起こってしまうことがあります。

困った時を想定して相談できる弁護士や信頼できる相手を見つけておくのは一案です。事前に見つけておかないことで、初動が遅れて、訴えてきた相手の怒りが増幅したり、権利を侵害している相手の態度が増長することを防ぐのが目的です。組織間の横のつながりや、人と人とのつながりの中で、日ごろからこうした話題を共有しておくのもいいでしょう。そうしたつながりが、困っている時の気軽な相談相手となってくれるだけでも、違ってきます。

 

 

 

 

教えてくれたのは…桑野雄一郎
1991年早稲田大学法学部卒業、1993年弁護士登録、2003年骨董通り法律事務所設立、2009年より島根大学法科大学院教授。著書に『出版・マンガビジネスの著作権』社団法人著作権情報センター(2009年)など。 http;//www.kottolaw.com/
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