【タイアップ】激変の時代にも柔軟な強さ、培った知見でDX化に貢献
株式会社スパイスワークス
https://www.spiceworks.co.jp/
〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5F WeWork内
TEL 03-5919-3984
全社リモートを支えるコミュニケーション基盤「Playth(プレイス)」
働き方についてさまざまな試行錯誤が続く昨今。株式会社スパイスワークスは2020年4月に全面リモートワークを開始し、その1年半後、完全な全社リモート体制へ移行することを決断しました。現在は全員が自宅やコワーキングスペースで勤務していますが、それでもオフィスがあった頃と変わらずに事業を続けることができています。その大きな理由の一つが、自社開発の業務管理システム「Playth(プレイス)」にあります。
オフィスという「場」が当たり前だった頃、人は無意識に場の持つ情報量に頼ったコミュニケーションをしていました。リモートワークではこの点が障害になりがちです。しかしスパイスワークスでは、Playthの日報機能「ワークログ」がそれを補完する手段となっています。
かつてクリエイティブ業界では、制作物の納期とクオリティを優先するあまりクリエイターの働き方が大事にされない風潮が見られました。これでは案件ごとの収支も不明です。Playthはその改善を目的に開発され、クリエイターには工数の記録と効率的な働き方の意識を、リーダーや管理者には稼働時間管理の考え方を定着させてきました。管理者向け工数管理システムとは異なり、Playth には業界当事者である同社の知見が活かされているのです。
さらに同社では、予算と工数を照らして案件ごとの収支結果や改善対策を話しあう「プロジェクトバランス会議」、全プロジェクトの進捗状況や完了後のルックバックを共有する「全体会議」など、共有や振り返りを行い、データを業務改善や会社のナレッジにつなげています。
こうした取り組みを以前から行っていたことで、全面リモート化以降も従来と変わらずに業務を継続できているのです。
eラーニング案件が増加中、WebのUI/UX開発経験が強みに
2001年の設立以降、同社は主にWebサイトの受託制作を行ってきました。しかし、最近はeラーニングのシステム開発分野で実績を伸ばしています。
「すでに多くの教育機関がWebサイトをお持ちですが、教育市場のオンライン化が進む中、学習に役立つ新機能の追加などさまざまな形で差別化が生まれ始めています。そうした教育のDX化の分野に私たちの制作力が貢献できると考えています」(代表取締役 関根聖二さん)
Playthにも共通するログ入力・可視化技術と、Webサイト制作で培ったUI/UX開発の知見がこの分野でも役立っています。
「教育成果を上げる技術・工夫の体系化を目的とした教育工学の分野では、学習時間の使い方と成績との関係が検証されます。この点はワークログの日報の視覚化やプロジェクトの収益管理に近い考え方です」(関根さん)
どの教材を何時間利用したのか、システムが学習記録から成績の良い学生の特徴を分析します。これを基準値に、個人の学習状況に応じた成績評価が予測され、学生は自分の学習状況とその結果を客観的に把握することができるという仕組みです。
わかりやすい可視化や負担を感じさせないUIなど、学習者のモチベーションを落とさないためにはデザインの力も重要です。BtoC案件を多くこなしてきたWebサイト制作の経験がここに役立っています。
こうした複雑な開発も、現在同社はほぼオンラインのみでこなしています。会議や出張をオンライン化し、新規案件も最初からオンラインで開始。それでも滞りなくプロジェクトが進むのは、Playthワークログをベースにしたコミュニケーションがあるからです。制作チームにとってどんな利点があるのか、次のページでご紹介します。
完全リモート化でもクオリティを落とさないプロジェクトを確実に進めるコミュニケーション
週1回の全体会議、月1回のプロジェクトバランス会議など、情報共有の場は以前からありましたが、リモート化以降はさらにきめ細かく実施されています。クライアントとの会議前後にチームメンバーで打ち合わせをしたり、メンバーとの1on1を毎週(または隔週で)行うなど、Playth ワークログの数字を元にリーダーは現在の状況や課題を常にアップデートしています。気軽におしゃべりできる「オンラインおやつの時間」など、仕事以外のコミュニケーションの場も。
より効果的な教育・学習の実現を目指すラーニングアナリティクス研究に採用
オンライン化の波は、ビジネスやライフスタイルのみならず、教育の現場にも押し寄せています。教材のデジタル化による学習効果向上だけでなく、学習行動履歴の分析をもとにした教員や学生への改善提案、AIを活用した個人適応型学習(アダプティブラーニング)支援などの目的でもシステムの活用が注目されています。ユーザー(学習者)にとってわかりやすく、使いたくなるUI/UX設計に、スパイスワークスが長年培ってきたWebサイト制作のノウハウが活きています。
制作会社こそDX化で変わるとき
働き方をクリエイティブに転換する「Playth」
Playth(プレイス)は、組織情報、顧客情報など、会社運営に関わる情報を一元管理できるデータベースシステム。ここに日報管理アプリケーション「ワークログ」を追加すると、各スタッフの働き方やプロジェクト別工数を視覚的に把握でき、行き違いのない進行管理に役立ちます。開発元・株式会社スパイスワークスの活用事例を通してご紹介します。
「Playth」について詳しくはhttps://www.spiceworks.co.jp/dxsolution/
働き方は「見える化」で変えられる
リーダー
みんなの働き方を把握できるから必要なサポートや調整もスムーズ
日報を見ればプロジェクト別の稼働時間を一目で把握。メンバー別に時間のかかり方を見て早めにサポートしたり、作業の優先順位を調整してもらうなど、スムーズな進行に配慮できます。外注費も管理できるから、依頼した仕事にかかった工数の把握も可能!
メンバー
直感的なUIで記録の負担が少なく自分の作業効率を見直す指標にも
グラフィカルなUIで直感的に工数を記録できるから、事務的な数字入力に苦手意識を抱えがちな私でも負担を感じません。可視化されることで工数の意識を持ちやすくなり、時間の使い方を振り返ったり、限られた時間の中で作業効率を改善したりするための指標にもなっています。
バックオフィス
請求案件の取りまとめから送付先の把握まで毎月の請求業務を大幅に効率化
制作会社の仕事は規模や期間がバラバラだから、当月締めの案件を把握するだけでも一苦労。でも、Playthで全プロジェクトとその進捗が一元管理されていれば請求予定を簡単に絞り込めます。その他、請求や事務作業に必要な情報は全てPlaythで確認できて助かります!
なぜ制作会社のDXは難しいのか
クリエイティブな業務に工数管理はそぐわない?
制作の仕事は成果物のクオリティで評価されることが多く、人が働く時間的コスト=工数の考え方が定着しにくいことが課題でした。クリエイターには制作以外の事務的作業を「無駄な時間」と思われることも少なくありません。
わかりやすいUIで会社のコミュニケーション基盤に
Playthは管理者のための管理ツールではなく、スタッフみんなのコミュニケーション基盤となる視覚化ツールです。役立つとわかれば自律的に活用が進み、入力の負担が少ないから継続しやすく、工数意識の定着につながります。
クリエイティブ業界ならではのもっと自由な働き方を目指して
Playthは、企業・組織・働く人など社内の情報を一元管理する、企業のマスターデータベースシステムです。そこに目的別アプリケーションを載せることで、日報管理、売上管理など、事業活動を数値化・視覚化することが可能です。企業が生み出す価値をデジタル環境前提の社会に再定義することがDXだとすれば、クリエイティブな仕事こそDXに親和性が高いのではないでしょうか。私たち自身も、クリエイターのより自由な働き方を追求してPlaythの機能向上に取り組んでいます。クリエイティブ業界に最適な管理システムをお探しの制作会社様からのご相談をお待ちしています。
企画協力:株式会社スパイスワークス
本記事はWeb制作会社年鑑2022に掲載されています。
Text:笠井美史乃 Photo:五味茂雄