
笑顔で切り拓いた自分らしい道のり
本当にやりたかったこと
人と話すのが好きで、漫画やアニメ、映像といったクリエイティブに強い関心を抱いていた藤井七瀬さん。大学卒業後に就職した広告代理店は、彼女にとって念願の職場だった。
「広告はさまざまなクリエイティブを活用して人の心を動かすものなので、自分のやりたい仕事だと感じました」
配属されたのは、大手を中心に多様なクライアントからの案件獲得を担う営業部。
「次々に仕事が降ってきて大変でしたが、その分成長できる職場でした。いろいろなプレゼンを通して、人への効果的な伝え方を学べたような気がします」
しかし、そうした嵐のような日々の中で、藤井さんは見つけてしまう。“自分が本当にやりたかったこと”を。
「私の部署では、規模の小さなプロジェクトは営業担当がディレクションをすることになっていました。やってみると、とにかく楽しかったです。アイデアを練るのも、ライターやカメラマン、デザイナーと一緒に仕事をすることも」
藤井さんの心は踊りだした。
「私はつくる側の仕事がしたかったんだ、と気付いてしまいました」

本当にやりたかったこと
“こう”と決めたら躊躇なく行動する藤井さん。それからおよそ半年後には、東京デザインプレックス研究所で新たな挑戦をスタートさせていた。同校に通うことを決めた理由の一つは、グラフィックとWeb両方のデザインスキルを徹底して身につけられるデジタルコミュニケーションデザイン専攻があったこと。
「もう一つの理由は、『プレックスプログラム』という、トップクリエイターによる特別授業が受けられることです。こんな経験は他ではできません」
通常授業でも、得ることが多かった。
「印象深かったのは、グラフィックデザイン実践の授業。タイポグラフィやブランディングのあり方を学ぶ際に、海外の有名なデザインを紹介してくれて、『皆がいいと思うデザインとは何だろう?』と考えさせられました」
見出した自分の道
東京デザインプレックス研究所での実践的な学びは、藤井さんのスキルを高め、クリエイターとしての視点を育んだ。その結果、挑戦したい仕事像がより具体的になった。
「単にプロモーションなどのデザインを担当するだけでなく、企業のサービスや製品と深く関わりながら、デザインはもちろんアートディレクションやイベントプランニングも手掛けたい。つまり、私が挑戦したいのは“ブランディング”の仕事だなと思いました」
卒業後、(株)ヤプリに入社した藤井さん。当初はデザイナーとしての採用だったが、自らの手でチャンスを引き寄せた。
「入社当時はまだブランディング部門がなかったので、小さなプロジェクトを立ち上げるところから始めて、提案と実践を繰り返していくことで必要性をアピールし続け、立ち上げに繋げることができました」
今はブランディングディレクターとして、充実した日々を送る。現場での経験も積み、持ち前の行動力はより力強さを増しているようだ。
「とにかく行動することが一番大切だと思っています。これからも、いいものをいいと伝える仕事をしていきたいです」
そう語る藤井さんの笑顔は、一層の確信に満ちていた。

資料請求や問い合わせの数をコンバージョンとし、それらを増やすことを最優先に考えると、導入事例などの情報を出し惜しみした方が増える傾向にあると考えられる。しかし藤井さんは、「いかにいいサービスであるかを理解してもらう」ことに注力し、情報をたくさん掲載するようディレクションした。その結果、予想外にもコンバージョンは向上。ニーズがYappliとマッチしない問い合わせが減り、有効リードが多くなるという効果が出た

UI/UXのよい使いやすいサイトにし、必要な情報をきちんと発信することはもちろん、採用の向上を目的としてディレクションした。オフィスのさわやかで明るい雰囲気が伝わるよう、メンバーや社内空間の写真や動画を多く掲載している。サイト公開後には、「コーポレートサイトに好印象を持った」という声が多くあったという

藤井さんは、Webサイトだけでなく動画や紙媒体などあらゆる制作物のブランディングを手がけている。このPR動画をディレクションした際には、コンテを描く段階で完成した映像のイメージが見えるなど、大学時代に映像制作を専攻していた経験が活きたという
企画協力:東京デザインプレックス研究所