ロバート秋山さんのモヤモヤ なんで居酒屋のソフトドリンクは種類が少ないの?

どんな人にも「原因がわからない」「どうもスッキリしない」といったわだかまりがずっと心に残っていることってありますよね?あんな人、こんな人も意外なモヤモヤに悩まされていると聞きつけたFIREBUGの佐藤詳悟さんが、あらゆるモヤモヤにデータの力で迫るのが本連載。モヤモヤを発端に、新しい発見があるかもしれません!

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なんで居酒屋のソフトドリンクは種類が少ないの?

 「僕はお酒が飲めないのですが、居酒屋のソフトドリンク事情にモヤモヤしているんです」。ロバートの秋山竜次さんがそんなモヤモヤに悩まされているとマネージャーさんから聞き、それを解決すべく、早速500名の方にKnowns で調査を開始しました。調査結果を片手に7月某所、秋山さんを訪ねて話をうかがいました。

佐藤:早速ですが、こちらのグラフをご覧ください。

全体で65%もの人が月に数回以下しかお酒を飲んでおらず、特に女性の75%と20代の70%は、お酒を飲まない。そういう傾向が確認できました。


秋山:このデータ、みんな知っているのかな? これだけ多くの人がお酒を飲んでいないのに、居酒屋のソフトドリンクのレパートリーが本当に少なすぎるよねぇ。だってさ、居酒屋で「飲むヨーグルト」とか飲みたいもんな。


佐藤:確かに、どのお店もソフトドリンクは同じようなメニュー構成ですもんね。


秋山:そうなのよ。だから結局、烏龍茶や炭酸飲料、オレンジジュースばかりになってしまって。もっと居酒屋でソフトドリンクを楽しみたいと思っているのに。乳酸飲料とか、フレッシュジュースとか、なんなら牛乳も飲みたいわけで。


佐藤:そうですよね。


秋山:こないださ、四谷で美味しそうな焼き鳥屋があったから入ろうと思ったら、「お酒飲めない人はご遠慮ください」って言われちゃって。「お酒が飲めない分、たくさん食べますから!」って言っても入れなかったのよ。


佐藤:そんなこと、今の時代にあるんですか!


秋山:お酒を飲めない人たちだって飲む人と同じように夕飯を楽しみたいんだよね。そもそもお酒を飲む人は、まずビールから入って、次に焼酎、ワインみたいにたくさんのレパートリーがあるでしょう。でもノンアルは、コーラ、コーラ、コーラ、最後の締めに烏龍茶みたいな。


佐藤:わかります(笑)。


秋山:コーラから始まり、スイカのジュース、水出し緑茶から、エナジードリンクを挟んで締めにコーヒーみたいな、もっともっとお酒ゴッコしたいじゃん!


佐藤:お酒ゴッコ(笑)。


秋山:ソフトドリンクでワインのように年代について話したり、日本酒のように生産地で話したりもしたい。「このサイダーは石川県のものなんですね。あそこは水が綺麗だから美味しいですよね」みたいな話したいよね。日本酒みたいに、お猪口も選びたいし、それで乳酸飲料をクイッと飲むと粋ですよ。本当にこだわった居酒屋さんはこだわったソフトドリンクを用意してくれているけど、もっと増えてほしいな。


佐藤:この調査結果を見ていると、ノンアル需要は高そうなので、そういうお店が増えてほしいですよね。


秋山:これだけお酒を飲まない人がいるなら、居酒屋さんも「ソフトドリンク充実してます!」って打ち出していいよね。入り口に書いてあったら入っちゃうよ。そんなお店をつくってほしいな。

お酒が飲めないことによる気まずい感じ


佐藤:もう1つ、こんな調査もしてみました。秋山さんは、会食などでお酒を飲めないことに対して、気を使わないですか? 調査結果からは、「20代」と「男性」が特に気まずさを感じているんですが、一方で同席している95%くらいの人たちは、お酒が飲めないことに不快と思っていないようなんです。


秋山:確かに20代の頃は気を遣ってたけど、今はもう気を遣わなくなったかな。いまは「そんなにお酒飲むんですか!?」というスタンスを取れるようになってきたから。


佐藤:いまはお酒を強要されることもないですし、飲めないことを気にする必要はないですね。今日は飲まないです、という日があってもいいし。


秋山:「飲めないと人生損するよ」と言われたこともあるけど、今は「お酒を入れないと人生を楽しめないなんてヤバいですね」と言い返してます(笑)。

ロバート秋山が作った歌をBSフジにて毎週月曜日の22:55~「ゆかいなうた」で放送中!

調査協力

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