【タイアップ】進化を続ける「PGマルチペイメントサービス」がECビジネスの成長を後押しする

 EC市場の拡大にともない、たくさんの事業者がオンライン決済システムを導入していますが、多様化する決済手段、セキュリティ、UI/UX等を考慮しながら自社に最適なシステムの選択が難しいという声も多く上がっています。しかしながら、収益の起点となる決済はEC事業の売上を左右する重要なキーポイントであり、ECビジネスにおいて重視すべき要素です。そこで、 GMOペイメントゲートウェイ株式会社の鈴木隆志さんに、オンライン決済の現状と課題と、トークン決済の新しいJavaScriptライブラリ「MpToken.js」をnpmで一般公開したという同社の試みについて話を伺いました。

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オンライン決済の現状と課題とはなにか?

 ITがビジネスや生活に浸透していく中で、EC(電子商取引)市場は急速に拡大しました。もはやWebサイトを介した製品やサービスの購入は当たり前となっており、リアル店舗を構える企業においても、ECサイトでの売上が大きな割合を占めているケースはめずらしくありません。

 ECサイトにおいてはオンラインでの決済が中心となりますが、EC事業が拡大を続ける近年では決済方法の多様化が進行。クレジットカード決済をはじめ、携帯電話料金と合算で支払うキャリア決済やQRコード決済など、多様な決済サービスが提供され、ユーザーが自身の環境に適合するサービスを選ぶような時代が到来しています。昨今では、自分が利用している決済方法に対応していないECサイトからは買い物をしないというユーザーもいるなど、決済手段への適切な対応がEC事業の売上に直結する状況です。

 とはいえ多様な決済サービスが乱立している現在、すべての決済手段に内製で対応するのは、コストやエンジニアの負荷を考えると現実的とはいえません。そこでオンライン決済を利用する事業者や公的機関の多くは、必要な決済手段をまとめて容易に実装できる決済代行サービス(総合決済サービス)を導入しています。1995年より決済代行サービスを提供する、業界最大手のGMOペイメントゲートウェイのシステム本部で、システム企画統括部 統括部長を務める鈴木隆志さんは、オンライン決済の現状と課題について、次のように語ります。

「オンライン決済手段の数は増加の一途を辿っており、特にここ5~6年で「○○Pay」といったQRコード決済も急増。数だけでなく種類も増えているのが大きなトレンドといえます。われわれが調査したところ、ECサイト利用者の多くは固定の決済方法を持っており、その半数以上が希望する決済方法に対応しないECサイトを利用しないと答えています。このため、EC事業者は常に決済サービスの動向(キャンペーンなど)を把握し、利用者が増えそうなものを採用していくことが求められます。こうしたトレンドを読み解くのは非常に困難なミッションであり、多くのEC事業者を苦しめる要因となっています」(鈴木さん)

 GMOペイメントゲートウェイが提供するオンライン総合決済サービスである「PGマルチペイメントサービス」は、オンライン決済の最新トレンドとエンジニア、非エンジニアのニーズに応えるべく、頻繁にアップデートを行っています。

「われわれの主力サービスとなる「PGマルチペイメントサービス」においては、そうした決済手段追加コストを10分の1にするメジャーアップデートを行いました。さらに、最新のアップデートでは、エンジニアにとってわかりやすくかつ使いやすくなった新しいトークン決済を発表しました。新しいJavaScriptライブラリである「MpToken.js」をnpmレジストリで一般公開し、多くのエンジニアが利用しているVue.js(ヴュー・ジェイエス)やReact(リアクト)といったJavaScriptフレームワーク・ライブラリに対応。これにより、モダンなフロントエンド開発環境で、トークン決済の実装が行えるようになりました」(鈴木さん)

 多様化した決済手段の中からユーザーの需要が高い決済手段を自社のECサイトに実装したいという事業者のニーズに応えるソリューションが、「PGマルチペイメントサービス」です。オンライン決済の必須要件となるセキュリティと信頼性を極めて高いレベルで担保しているほか、充実のサポートと導入支援を提供。本サービスを利用することで、必要な決済手段を容易に実装できるようになります。対応する決済手段は多岐にわたり、現在では30以上の決済手段を取り揃えています。またクレジットカード決済のセキュリティ対策においては、クレジットカード情報非通過型のトークン決済やリダイレクト型(リンク型)決済にも対応するなど、クレジットカード・セキュリティガイドラインに準拠したソリューションに仕上がっています。

「EC事業者がクレジットカード情報を扱うためには、PCI -DSSという厳格なセキュリティ基準に準拠するか、われわれのような決済代行会社を利用する必要があります。ですがPCI DSSに準拠するのは、コストや時間、労力を考えても難しい。そこで決済代行会社が提供するトークン決済のようなソリューションを利用して、クレジットカード情報を非保持化するという方法を選択するEC事業者が増えてきています。「PGマルチペイメントサービス」のクレジットカード決済では、2015年からトークン決済の提供を開始しており、セキュリティガイドラインに準拠した環境でECサイトを運営することが可能です」(鈴木さん)

アップデートでトークン決済の新しいJavaScriptライブラリを提供し、エンジニアの要望に応える

 このように、安全性と信頼性に優れたシステム上でクレジットカード決済などの決済代行サービスを展開する「PGマルチペイメントサービス」は、EC事業者や公的機関から高く評価されており、ビジネスを成長させるソリューションとして多くの加盟店に選ばれています。お客様のビジネスを成長させるにあたっては、決済トレンドはもちろん、開発環境のトレンドや変化をとらえることは重要視しており、プロダクトにも反映しています。

 実際のエンジニアからの声に応えるため、GMOペイメントゲートウェイではプロダクトのUI/UX改善、すなわち開発者体験の向上に注力しており、専任のプロダクトUIデザインチームを組成。導入事業者やエンジニアの要望に応えるアップデートを実施しています。2024年5月28に発表された「PGマルチペイメントサービス」のアップデートもその1つです 。

ECサイト利用者が入力したクレジットカード情報はJavaScriptを用いてトークンに変換され、「PGマルチペイメントサービス」を通じて、カード番号に置き換えられてからカード会社に送られる。このためカード情報が加盟店(EC事業者)を経由することなくカード決済が行えるようになる。

「先ほどお話ししましたが、最新のアップデートでは、トークン決済の新しいJavaScriptライブラリである「MpToken.js」をnpmレジストリで一般公開しました。また、このJavaScriptライブラリではGoogle Payにも対応させることで、Google Payの決済方法を導入したい事業者にとっても非常に有益なアップデートとなっています」(鈴木さん)

「PGマルチペイメントサービス」のトークン決済を導入している事業者ならば、追加料金なしで本アップデートを適用可能です。「加盟店様にはぜひ使っていただきたいと思います。今後もエンジニアからのフィードバックに応えるアップデートを提供していきたいと考えていますので、ぜひ忌憚のない意見をお聞かせください」と呼びかける鈴木さん。

非エンジニアでも容易に導入可能なリダイレクト型決済サービス「リンクタイプ Plus」に、オリジナルデザイン機能が実装

 また、トークン決済のアップデートと合わせて発表されたのが、リダイレクト型(リンク型)と呼ばれるクレジットカード情報非通過型の決済サービスである「リンクタイプ Plus」のオリジナルデザイン機能追加です。リンクタイプ Plusでは、プログラミングなど専門知識を有するエンジニアでなくとも、簡単に決済画面を設定でき、非エンジニアがクレジットカード情報の非保持化を実現できるサービスとして注目されています。

「今回のアップデートで、非デザイナー、非エンジニアの方でも簡単に決済画面をカスタマイズできるようになり、自社サイトのイメージに合ったデザインを適用することが可能となりました。リダイレクト型では、どうしてもサイト間の遷移が発生するため、ユーザーが不安を感じて離脱してしまうケースが出てきます。オリジナルデザイン機能を使えば、統一感のあるUIで画面を遷移できるため、ユーザーの離脱を抑制する効果があると考えています」と鈴木さん。プログラミング不要で決済機能を実装できる利便性とデザインをカスタマイズできる柔軟性を両立できたと、アップデートの有用性を説明します 。

リンクタイプ Plusの決済画面はテンプレートからの選択だけでなく、設定画面から簡単にできるオリジナルデザインでの作成にも対応。エンジニアでなくても画面遷移を感じさせない画面を作ることができ、利用者の不安を払拭できる。

「堅牢だがレガシー」から「堅牢かつモダン」なソリューションへと進化を続ける

 ここまで解説してきたように、ビジネスソリューションとして頻繁なアップデートでオンライン決済の最新トレンドとエンジニア、非エンジニアのニーズに応える「PGマルチペイメントサービス」。すでに「堅牢だがレガシー」というイメージを払拭し、「堅牢かつモダン」なソリューションへと進化を遂げつつあります。

「決済代行サービスはEC事業の売上向上に貢献すると考えています。例えば今回の決済手段への適切な対応や画面遷移を感じさせない決済画面は、ユーザーの購入促進と離脱抑制に繋がるものとして開発しました。2008年の提供開始から15年に渡って多くのお客様に利用いただいている決済代行サービスということで、加盟店様に影響を与えない、迷惑をかけない形でアップデートを実行する必要があり、大型アップデートは非常に難しいミッションです。慎重なアプローチで安定性を担保しながら、導入事業者の利便性や決済利用者の体験を向上するための改善を続けていきたいと考えています。UI/UXの改善においては、前述した専任チームが中心となって進めていますが、まだまだ新しいアイディアを持ったエンジニアやデザイナーの参画を期待しています」(鈴木さん)

 安心・安全なシステムであることを前提に、最新のテクノロジーやトレンドを汲み取った総合決済サービスの実現を目指すGMOペイメントゲートウェイの取り組みには、今後も注視していく必要がありそうです。

GMOペイメントゲートウェイ株式会社
https://www.gmo-pg.com/

Text:佐武洋介
本記事は GMOペイメントゲートウェイ株式会社とのタイアップです。

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